昨日8月11日をもって、3月24日から続いていた我が社独自の「非常事態宣言」を解除した。
継続期間は140日間で過去最長。
途中で、外食や温泉通いなどの自主規制の見直しを繰り返しつつ、なんとか「With COVID-19時代」に合わせたライフスタイルを定着できたように思う。
これからのライフスタイルの基本コンセプトは「従来(コロナ禍以前)の非常の日常化」だ。
八ヶ岳界隈での外食や温泉通いも解禁するが、それはあくまでも「人が密集していない事」と「施設のコロナ対策が充実・徹底している事」を確認できた場合の話である。
個人的には「家族と会社のお客様以外はコロナ陽性者と思え」位の気持ちで「慎重で臆病な日常」をエンジョイして行こうと考えている。
そのための「140日間」だったのだ。
ふと来年の今頃は、社会はどんな状況になっているかをイメージした。
頭に浮かんだのは「現在とさほど変わらない状況」であった。
ああっ、でも猛威を奮う変異種が「デルタ株」や「ラムダ株」から「シグマ株」や「オメガ株」に変わっているんだろうな…
別に「悲観的」なわけではない。むしろ「楽観的」かつ「前向き」なのだ。
そんなシナリオも想定して、何事にもちょっと早めに手(対応策)を打ち続ければ、逆に「結構(とてもかな?) 楽しい時代」が到来しているように思えるのである。
大切なのは「ちょっと早め」である事。
先回り過ぎるとしんどいし、某国政府のように「何でも後手に回る」とミゼラブルなのだ!
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さて、八ヶ岳 富士見高原標高1,300mの地は、大袈裟ではなく「秋の気配」が漂い始めているように思う。
天気予報では、今日の午後から天気が崩れ、場合によっては1週間以上も雨が続くようだ。
そんなわけで昨日の午後からいくつか「早めの手」を打つ事にした。
ひとつは、社主さまがお友達に例年送る「トウモロコシ」だ。
太陽の光をタップリと浴びた「新鮮な朝採り(捥ぎ)」の方が美味しいのは当たり前。
鉢巻道路沿いに夏の間だけ臨時店舗を出す「小池農園」さんに、朝イチ受け取りで35本購入を予約。
勿論、注文前に色々なお店でトウモロコシを購入して、「甘さ(美味しさ)」を比較済みだ。
同じ品種(例えばゴールドラッシュ)でも、今年は購入するお店によって「甘味」がまったく違う事にちょっと驚いた。
今年は「小池農園」さんと、ブルーベリー摘みの際にお土産でいただいたUさん自家製(販売用ではない)のトウモロコシがダントツの美味しさだった。
小池農園さんの開店直後に予約したトウモロコシを受け取りに行った。
まだ「朝捥ぎ中」との事で、5分程お店で待つと軽トラックの荷台に積まれた「捥ぎたてトウモロコシ」が到着。
社主さまは、どういう外見のトウモロコシが美味しいかをご主人に教えてもらいながら、楽しそうにお友達に送る分を選んでいた。
こういう「些細な事」を楽しめるか否かが「With COVID-19時代」のポイントのような気がするな…
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私は私で「寝転んで空を見上げる」という、我が「八ヶ岳ライフ」におけるルーティンを雨が降る前に楽しむことにした。
敷地内に設置した2つのガーデンベッドとお庭の縁台は、読書や音楽を楽しむ場所であるが、それ以上に「四季折々の八ヶ岳の空を楽しむ」という大切な「儀式」の場なのだ。
さすがの私も、雨に打たれながら雨雲を眺めるなんて酔狂な事はしない。
「1週間分の八ヶ岳の空を楽しもう」という気持ちで、メインウッドデッキ⇒オフィスウッドデッキ⇒お庭の縁台の順で3カ所を移動した。
勿論、空なんて、どんな場所でも立ったままで見上げれば眺めることは出来る。
だが、力を抜いた状態で手足を伸ばして、ただ目の前に広がる空を見つめるという行為は、私にとって「特別」なのである。
八ヶ岳ブルーの空だけが広がるのは爽快だが、雲が流れる光景も「躍動感」があって素晴らしい。
そして、その光景の一角に「樹木」がある事。これが、私にとって欠かすことの出来ない条件なのである。
こうして、八ヶ岳の森が長い雨に包まれる前の「空と樹木」による心と体のリフレッシュも無事に終えることが出来た。
まあ、トリグラフ流「空と樹のセラピー」といった感じだろうか…
さあ、雨が降る前に敷地内の庭木の様子もしっかりとチェックしておこう!