「仕事ZONE」からの帰還と八ヶ岳オフィス ノンビリ出社

仕事が面白くて楽しい。面白くて楽しいものだから、当然ながら大好きだ!

年に数回は、仕事でアスリートで言うところの「ゾーン(ZONE)」のような状態に入る事がある。

そうなると、朝から晩までPCに向かって作業を続けてもまったく苦にならない。

苦にならないどころか、仕事(分析作業)以外の事は煩わしくて手に付かなくなる。若い頃は、徹夜が続いても平気だった。

これまで、『八ヶ岳稿房』が長期休稿入りしたのは、正にそんな時期。

かつての「長期休稿」は、ZONE状態で作り上げた講演資料を携えて、そのまま全国地方巡業突入なんてのが必ず切っ掛けとなっていた。

そんな「ZONE」に今週、新百合ヶ丘の自宅で入ってしまった。

そして、今週も気が付いたら3日程、『八ヶ岳稿房』は放置状態にあった。

切っ掛けは、コロナワクチンの接種が終わった事の「安堵感」か、東京オリンピックで唯一応援していた女子ソフトボールチーム(上野選手)が金メダルを獲得した「高揚感」なのかは定かではない。

だが、ちょっとした「閃き」があって作成した資料のグラフの「絵面(えづら)」が新鮮かつお洒落だった。

そのまま、寝る間も惜しんで(さすがに還暦も近いので1日2~3時間は眠ったが)資料作成を続け、前後編合わせて110ページ程の講演資料を2日で作り上げた。

ちょうど某銀行で頭取以下、ほぼ全役員さん向けに実施する「定期対面講演」の予定があったため、出来たてホヤホヤの資料で2時間の講演までしてしまった。

対面講演では、出席いただいた皆さんの反応や手が止まったページ、メモ書きをした部分、質疑応答の際の雰囲気などがヴィヴィッドに伝わってくる。

これだけはZOOMやWebex の講演では体感する事が出来ない。

手応えは十分で、これから手を加えて練り上げていけば「新シリーズ」の講演として使える事を確信した。

今回の「ZONE入り」がモデルナワクチンの副反応だとしたら、もう2~3回接種してもイイかな? そんな風に思える程だった。

私には、オリンピックで活躍するアスリートのような身体的能力はまったく無い。

彼らに対して、素直に「凄いな」とは感じるが、「羨ましい」という感情は不思議と湧いてこない。

アスリートさん達が、私のように日本の銀行を分析して、その資料をベースに「吟遊詩人」のように語り歩く事は簡単ではないだろう…

人間なんて、自分が好きで得意(ある意味で趣味のような)分野を生業(なりわい)とする事が出来れば、それでけで結構「幸せ」じゃないかと思う。

おそらく各自が何らかの「役割(得意分野)」を持って生まれてきたはずだ。。

あとは、どんなタイミングや切っ掛けでそれに出会うかが大切で、そこに至るまでに「面白さ」がある。

昨晩は、そんな事を考えながら、久し振りに深い眠りについた。
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今日は、八ヶ岳オフィスへの出社日である。

目覚めた時は午前8時近かったので、もう「早朝出勤」は諦めた。

東京オリンピックの関係で、普段利用する「府中スマートIC」は不規則なタイミングで閉鎖される。

そこで、交通規制の状況をチェックしながらノンビリと出社する事に決めた。

案の定、午前中(おそらく10時頃からかな?)に閉鎖された時間帯があったので、様子を見ながら自宅で昼食を済ませた。

昼食後にNoteくんで確認すると、閉鎖が解除されていた。出社のタイミング到来である。

結局、12時半少し前に自宅を発って、ちょうど14時半に八ヶ岳オフィス着。

府中スマートICまでの一般道がちょっと混んでいたために出社の目標標準時間である1時間50分を10分強超過した。

いつもなら、チェッと舌打ちするところなのだが、今日は「ノンビリ出社」と決めていたので、そんな事はしないのだ。

今週の月曜日の午前4時45分にオフィスを発ったので、室内は、ほぼ5日半締め切った状態だったが、到着時午後2時半の室温は24.1℃、湿度は48%だった。

快適な環境で私をいつも待っていてくれる「ログオフィス」に感謝!

きっとこのログハウスを建てた「大工さん」がしっかりしていたんだなと思う。

その大工さんとは「私」だが…

荷物の積み下ろしや本宅窓の開放等を終えて、庭を散策した。

わずか5日ちょっと留守にしただけだが、ブッドレアの開花が始まっていた。

ブッドレア「女王様集団」の内、毎年、最初に開花するのは、このライトパープル。1株しかなくて、花の大きさは最も大きい。
ディープパープルのブッドレアはホワイトと同じく10株程、敷地内に植えてある。「鹿の食害ゼロ」の花なので、我が家の庭で「女王様」のような存在だ。

ブッドレアは種類が豊富。我が家には5~6種類が植えてあるが、毎年、種類によって開花時期が異なる。

最も花の大きいライトパープルが開花のトップバッターで、これにディープパープルが続く。

その後、ホワイトやその他の「希少種」がバトンタッチを受け、通算で4ヵ月程の開花期が続く。

ホスタさん達の中では「フランシー」が開花して私を出迎えてくれた。

そして、ブッドレアの開花到来は、同じく開花時期が極めて長い「ヤマボウシ」の楽しみが「花」から「実」に変わる事を意味する。

今年は例年になく花の数が多かった。当然ながら「無数の実」がなっていた。

ヤマボウシは、美しいピンクの大量の花の後は「実」で楽しませてくれる「超優等生」なのだ!

「収穫期」が今から楽しみだ!

ぶっき~ちゃんと新型網掛けシステムに守られたブルーベリーさん達は、紫色に熟した実をならせて私を迎えてくれた。

ぶっき~ちゃんとネットに守られてブルーベリーさん達の実は順調に熟していた。

今日のおやつタイムは、ブルーベリーヨーグルトに実を入れて「ブルーベリー尽くし」としよう。

仕事に没頭する日々が続いたので、今日のおやつタイムはブルーベリーヨーグルトに自家製ブルーベリーの実を入れて「目を労る」事にした。

さらに敷地内を散策。東のシンボルツリーである「リョウブ」も開花期を迎えていた。

株分かれした「リョウブ」は敷地の東のシンボルツリーだ。元々、植えられていた物なのだが、私が最も大切している庭木のひとつだ。
「リョウブ」の白い花も美しい!

隣接する財産区林内では樹高3mほどある「タラノキ」も開花。

財産区林内にも我が家の敷地内にもタラノキが多数自生している。1本だけ3m程の樹高になったものがあり、今年もその株が最初に開花期を迎えた。

ホワイトのブッドレアの開花も始まれば、我が家の庭は、シンプルだが涼しげで夏に相応しい「白と紫」の花々が主役となる。

「随分と芝が伸びたな…」と庭のフラットスペースを眺めていたら、ちょうど防災スピーカーから「3時の時報音楽」が流れてきた。

このフラットスペースだけでも約600㎡以上か… 草刈り、芝刈りって結構、大変だよな。

でも大丈夫、来週は「芝草 刈子さん」が大活躍するだろう!

ふと思った。

対面講演から「オンライン講演」へのシフトを進めているので、なんとか「あっちの世界(仕事に没頭して無期長期休稿)」に行かずに済んだな…

無事に「帰還」、いや「生還」と言うべきだろうか?