昨日の午前中、八ヶ岳 富士見高原には「久々」の青空が広がった。
「待望」の青空であったが、結果的には「束の間」の青空となった。
八ヶ岳ライフは今年で22年目。
いつの間にか「八ヶ岳ブルーの空が広がり、標高1,300mの高原を吹く風はカラッと爽やか」である事が当たり前になっていたような気がする。
今年の異例とも言える「梅雨の長雨」は「青空のありがたさ」を思い出させてくれたように思う。
さあ、この貴重な時間に何をしようか?
通常であれば「庭仕事の予定表」のようなものがあるのだが、今回はあまりにも雨の日が続き過ぎたために、もうそんなものは組めなくなっていた。
それに不安定な天気なので、時間を要する作業や電動工具や塗料を使う作業は無理そうだ。
何か「端切れ系の作業」はなかったかな?
ああ、そうだ。草津トリップ中に「鳥・忌避王」が届いていたんだ。
メインウッドデッキのブルーベリー・スペースに吊るす事にしよう。
「鳥・忌避王」は、果樹や農作物の害鳥対策商品(通常兵器)。
天然ヒトデに含まれるサポニン・テルペン等の成分が、害鳥の嗅覚を麻痺させ「忌避効果」を発するという。
1袋で半径3~5mの有効範囲をカバーして、有効期間は3ヵ月。
これから熟す期間を迎えるブルーベリーさん達を「害鳥」の被害から守るために「トリグラフ防衛技研」が今年も導入・配備を正式決定したのだ。
おそらく今年で4年目だったと思う。
「害鳥」としては、カラス、ハト、スズメ、ヒヨドリ、コウモリ等が例示されているが、そもそも「害鳥」とそうでない「野鳥」の区別 及び それぞれへの効果は曖昧だ。
但し、私が「最大の脅威」として想定している「ヒヨドリ」に関しては、何となく効果がありそうな手応えを感じている(その程度)。
ちなみに、「カラ系」の野鳥さん達は「鳥・忌避王」を吊るしても普通に寄ってくる(ブルベリーへの食害はないようだ)。
昨年の「収穫期」には、お得意の「100均部材」を加工して簡単な「防鳥ネット」を張ってブルーベリーさん達を守った。
今年もネットを張るまでの「繋ぎの防衛手段」なのである。
シルバーカラーの袋の封を切る。中には、黄色い不織布に包まれた鳥・忌避王が2パック入っている。
特有の「強烈ではないが表現しがたい嫌な臭い」が漂う。こりゃ、人間も忌避するよな。
だが、昆虫はこの臭いが好きなようで、30分も吊すと蟻や小型の甲虫類が寄ってくるのだ。
メインウッドデッキのブルーベリー・スペースがカバーできるような位置に吊した。
中央では「ぶっき~ちゃん」が睨みを利かせている。
私は、ぶっき~ちゃんが愛らしくて仕方ないのだが、社主さまは「見かけ倒しの役立たず」扱いをする。
彼の「セールスポイント」である「頭部の動き」が期待していた程には、無いからだ。
確かに、頭部が重過ぎて相当の強風でも無い限り「不動のぶっき~ちゃん」である。
彼の名誉挽回のために、少しの風でもヒラヒラと動く「飾り」を付けてやる事にした。
これにて、ブルベリーさん達を守る「ぶっき~ちゃんとヒトデの仲間達」が完成\^^/
束の間の青空の下での「小さな満足感」に浸った。