八ヶ岳をしばし離れて 2日目—色々な意味で「終わった」な…

八ヶ岳をしばし離れての「草津トリップ」は今日で2日目。

これまでも旅先や出張先でのトラブルやサプライズが、その後の「生き方(ライフ・デザイン)」に大きな影響を与えた事は何回かあった。

昨晩の「西村経済再生担当大臣」の発言も正に「サプライズ」。驚く程に呆れた。

ニュース番組で初めて発言内容を知った時には、飲んでいた麦茶を吹き出しそうになり、その後は咽せてしまった。

当『八ヶ岳稿房』は、政権、組織、個人等の他者への批判は一切封印してきた。

基本的には「興味(関係)ないも~ん」とか「元々、期待してないからさあ」という姿勢で、「失言・暴言の類」もサラッと受け流すのである。

東京オリンピックの1都3県会場の無観客開催についてもしかり。「ふ~んそうなんだ…」で感想はすべてだ。

だが、西村大臣の「酒の提供を続ける飲食店に対して金融機関への働きかけを要請する」という昨日の発言だけは別だ。

私には「政府の言う事を聞かないで酒の提供を続ける飲食店は、金融機関に命じて新規融資はストップ、既存融資も回収させるからな!」との「脅し」としか聞こえなかった。

最低だな! 経済再生担当大臣が率先して、金融機関に対して『優先的地位の濫用の強要』かよ。

さすがに「銀行アナリスト」として、これは許せない「暴挙」である。

この瞬間、確信した。ああっ、この政権、終わったな!

さらに思った。こんな輩が主要閣僚であるなんて、日本という国も命脈が尽きかけているのかもしれないな…

そんなわけで、昨晩はちょっと「暗澹たる気分」で眠りに就いた。

だが、一晩眠ると旅のリフレッシュ効果もあり、気分はスッキリ。

政治家の発する「雑音(ノイズ)」なんて気にしても時間の無駄である。

これまで以上に、何事も自分でしっかりと情報収集し、自分で考えて判断し、自分の信じた道を進めば良いのだ!
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さあ、今日は社主さまと「中之条ガーデンズ」へ雨中の「花を巡る旅」である。

午前8時半過ぎに宿泊した草津温泉の施設を発って、車で1時間程の「花の名所」へと向かった。

途中、予定のなかった「八ッ場ふるさと館」なる道の駅に立ち寄った。

八ッ場ダム工事で使用したダンプカーのタイヤが飾ってあった。でっ、デカイ!

D4を駐車したら、ちょうど「水陸両用バス」が発車するところだった。

あのバス、どこに向かうんだろうか?  道の駅の施設に入って、初めてここが、あの「八ッ場ダム」のお膝元である事を知る。

水陸両用バスの名前は「八ッ場にゃがてん号」。八ッ場ダム周辺の水陸を70分掛けて周遊するのだそうだ(料金は大人1名3,500円)。

次の出発は10時30分の予定。さすがにそんなに待てない。

ちぇっ、こんな面白そうなツアーがあるのなら、事前に予約したのにな…

しかし、ダム湖の湖面は道の駅のはるかに下だ。どうやって、湖面まで移動するのだろうか?

道の駅の展望スペースからダム湖を見下ろした。写真中央の対岸のスロープを下って、水陸両用バスは湖面に向かうのがわかった。

気になって道の駅の展望スペースからダム湖を見下ろすと、にゃがてん号が、向こう岸にあるスロープを下って走行し、湖面に着水するところだった。

水陸両用バスが湖面に着水。お見事!

うわ~ すごい性能だな! その後も、私が予想していた以上のスピードで、ぐんぐん湖面を進んで行く。

水陸両用バスの名前は「八ッ場にゃがてん号」。湖面をグングン進んで行くスピードに感動。

水陸両用車やるじゃないか!

100年に1度と言われるような大雨が、毎年のように日本列島を襲う時代である。

こんな車輌があったら、とても頼もしい存在だよな~

社用車D4改造して、水陸両用装備付けられないかな…  思わず、そんな事を考えてしまった。
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その後、メインの目的地である「中之条ガーデンズ」に向かったが、ずっと雨が降り止まなかった。

傘をさすのが大嫌いな私も、途中から降参して、折りたたみ傘を開いた。

素晴らしいガーデンなのだが、やっぱり青空の下で訪れたかったな。

中之条ガーデンズのエントランス。生憎の雨だったが、ガーデン内には何組も見学者がいた。
やっぱり「花を巡る旅」は青空の下じゃないと….
これって絵画&鏡面のように背景の花々を楽しむ趣向なのかな?

雨の下で映えるのは「紫陽花」位だろうか… ちょっと残念。

雨の日でも「紫陽花」だけは映えるな…
紫陽花は「ホワイト」のみだった。

1泊2日の「草津トリップ」を終えて八ヶ岳オフィスに戻ったのは午後5時過ぎ。

2日共にずっと雨だったが、良いリフレッシュにはなった。

でも、楽しい時間は終わったな…
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夜になって、加藤官房長官は、昨日の西村大臣の方針(発言)を撤回した事を明らかにした。

もう遅いぞ。 少なくとも、私は昨日の「あの発言」を絶対に忘れない!