決算分析の山籠もり(バトルモード)期間中は、フラフラと出歩く事はせずに、基本はオフィスで早朝から夜までデスクワークが続く。
別に、COVID-19の影響などではなく、これは八ヶ岳にオフィスを構えて以来の習慣である。だが、1日の「息抜き時間」の設定は毎回、異なる。
今回については「食事と温泉の時間抜きで2時間。午後7時以降は基本的には仕事はしない。」と決めた。おそらく「過去最高のマッタリ度」だと思う。
DX化進展の効果もあるが、根を詰めて分析作業をしたからと言って、地域銀行業界が蘇るわけではないし、良い分析資料が出来上がるわけでもない。
社会構造に「パラダイム・チェンジ」が起きているような時に本当大切なのは、個人的には「鳥瞰(bird’s-eye view)」だと考えている。
まあそんなわけで、庭の木々で囀る様々な野鳥さん達を見習って、なるべく自然の中で、世の中をちょっと上から(オフィスは標高1,300m)ノンビリと見渡して行こうと決めた。
さて、今日の2時間は何に使おうか? やっぱり、ホスタさん以外の庭の木々の巡回チェックだよな。
ノートくんと剪定鋏、それに化成肥料の袋を携えて、じっくりと敷地内の木々の様子を観察。
ブッドレアとブルーベリーの生長が一気に加速しているのを実感。ブルーベリーに関しては、既に開花しているモノもある。
だが残念な事に、ブッドレアもブルーベリーも「エース的存在」の2本がまったく元気が無い。
どちらの木も、それぞれの「植樹第1期生」であり、他の同期をリードする形でグングン大きく育ち、ブルーベリーの方は最初に実を付け、ブッドレアの方は開花第1号であった。
放っておいても育ってくれる生命力が強い木で、手間が掛からないという意味では、正に「優等生」。
だが、なぜか今年は新芽がなかなか出てこないので、私も社主さまも2本のエースさん達の「異変」を気にしていたのである。
両エースとも「不振」なんて甘いモノではなく、もう枯れてしまったのだろうか? だとしたら「引退」だな…
だが、注意深く観察すると、ほんのわずかではあるが根元の近くに「新芽」を発見。やった、2本共、まだ生きているぞ!
私には「これまで頑張り過ぎたんで、今年は他の木に任せて、ちょっと休むからヨロシク!」と両エースが語りかけてきたように思えた。
そうだよな。時には休む事も大切なんだ…
明らかに枯れたと思える茎や枝を剪定し根元に施肥して、今年は2本の「休養」を優しく見守る事にした。
ふと気が付けば、2時間の息抜き時間の内、約1時間半を使っていた。
さあ、今日も「鹿の湯通い」だ! 昨日同様、午後5時半前に鹿の湯へ。
今日も入浴客は4~5名。最初に外の露天風呂で20分程寛いだが、この間、私1人の「貸し切り状態」がずっと続いた。こりゃ最高だな!
約50分の入浴を終えた後、「モンテ チェルボ カフェ(イタリア語でモンテは山、チェルボは鹿の意味)」に直行。お店自慢の珈琲をテイクアウトで楽しむためだ。
カフェのマスター(鹿の湯の副支配人さんじゃないかな?)に「ご自慢の珈琲の中でアイス系で1番のオススメは何ですか?」と質問すると、即座に「カフェラテですね!」との返事。
アドバイスに忠実に従って、チケット販売機でアイスカフェラテのLサイズ(480円)をテイクアウトで注文した。
すると「ローストビーフ丼弁当が残り1つとなっているので、いかがですか。880円ですが700円(共に税込み)で結構です。マカロンも1個(100円)サービスさせていただきますよ。」とのオファーがあった。
今日の夕食の食材は調達済みだったが、別に明日に回しても何の問題もない。それに元々、ローストビーフ丼をチラシで見て、いつかは食べたいと思っていたので「渡りに船」。迷わず追加でオーダーした。
さあ、オフィスに帰ろう!
まずは、メインウッドデッキのガーデンベッド寝転んで、庭を眺めながらアイスカフェラテを味わう。
うん、やっぱりコンビニのカフェラテとは違うな! (どう違うかは上手く表現できないが…)
約30分間、暮れ泥む八ヶ岳の風情を楽しんで、2時間の「息抜き時間」は完了。
続いて「ローストビーフ丼弁当」の夕食だ。
ローストビーフは2枚重ねとなっており、そのボリュームに圧倒された。これ、本当に豪華だな。
味に関しても五重丸!まあ「レストランなでしこ」の美味しさを考えれば当然の結果かな…
決算分析バトルモード中でも、こんな感じに「八ヶ岳ライフ」は十分に楽しめるのである!