「霧の朝」

冬霧か… 午前8時半頃から、八ヶ岳オフィス周辺に深い霧が立ち込み始めた。

秋や夏の霧は珍しくも何ともないのだが、冬の霧は珍しい。

だが、ちょうど季節が冬から春に変わろうとするこんな時期に、霧は突然に訪れて敷地内を覆い尽くすのだ。

9時前のオフィスウッドデッキの外気温は3.3℃。特に寒い冬の朝ではない。

すぐに晴れるだろうと思っていたのだが、霧は濃くなる一方だ。

オフィスのデスクに面した窓の外は真っ白。敷地内が霧に飲み込まれた。

午前9時過ぎに庭に出てみた。西側の境界線に立つと、本宅とオフィスは霧の中に飲み込まれてしまいそうな雰囲気だった。

オフィスのウッドデッキから庭を見下ろすと霧が一段と濃くなってきたのがはっきりとわかった。
庭に出てみた。霧が音を吸収し、無気味な位に静かだ。本宅もオフィスも、すっぽりと霧に包まれている。
西の境界線付近から見上げると本宅もオフィスも霧に飲み込まれてしまいそうな雰囲気だった。

霧は音を吸収するようで驚く程に静かだ。

時折、鉢巻道路を走行する車の音がするだけで、何故か野鳥の囀りも聞こえない。

いつもならば、写真中央にはっきりと見えるはずの「カントリーキッチン」がまったく見えない…
財産区林の中に足を踏み入れたら、もう戻って来れないような気がする…

まるで「ミステリー・ゾーン」だな… 

メインウッドデッキがミステリーゾーンとの境界線かな?

私は、八ヶ岳ブルーの空が広がる日が一番好きだが、こんな日も悪くはないなと思う。

「これは別世界への旅です。目や耳や心だけの世界ではなく、想像に絶した素晴らしい世界への旅。あなたは今、ミステリーゾーンへ入ろうとしているのです..」

 — 「ミステリー・ゾーン」のオープニングのナレーションはこんな感じだったかな?

あれっ、番組名は「トワイライト・ゾーン」だったっけ??

 

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