「八ヶ岳ライフ」をスタートさせた30歳代の終盤は、国内外の機関投資家に年間500件以上のプレゼンテーションをこなすという、多忙な日々を送っていた。
当然ながら、徹底した優先順位付けと綿密な計画をベースに効率的に仕事を捌かなければ、隔週末(当時はそうだった)の八ヶ岳ライフを楽しむ事はできない。
「出来ないからやらない」なんてのは私の主義に反するので、兎に角、徹底的に「無駄な仕事」を排除した(切った&断った)。
2013年1月の会社開業後も基本的な方針にブレはまったく無し。
年間の講演数は国内巡業中心の200回程度になって、八ヶ岳滞在日数は1年の内の3分の1程度に増えたが「忙しさ」は変わらなかった。
個人的見解だが、物事を進めるのに「のんびり」と取り組むか「さっさと」進めるかの嗜好は「生来」のものであり「環境」の影響は、ほとんどないように思える。
私も社主さま(家内)も典型的な「さっさと派」であり、動き回っている方が楽しいし、落ち着くのだ。
違いがあるとすれば、私の場合は「計画性」という要素が強い点だと思う。
だが、最近になって、どうせ忙しく動き回るならば、事前に立てた計画に沿うだけでなく、その時の気分や閃きを大切にして「無軌道・無計画」になる事も必要だなと考えるようになった。
With COVID-19時代には、何よりも「しなやかさや柔軟性(flexibility)」が求められると予想しているので、まあ、そのための備えである。
そんなわけで、今年から1週間の内、2~3日位は「無軌道・無計画に動き回る日」にしたいなと思った。だが、さすがにそれは無理があるので、取り敢えず「1ヵ月の内、2~3日位」という目標を決めた。
今日も、正にそんな日だった。
いつもであれば、常にストックがあるテーブルランドさんの珈琲豆を初めてキャニスターが空になってから買いに行った。
サービスチケットが20枚貯まっていたので「バレンタインデイ・ブレンド」なる定番3ブレンド以外の珈琲豆をサービスで貰った。
テーブルランドさんでの買い物後は、カレーのテイクアウトを昼食にするつもりだったのだが、社主さまと急に「麺屋蔵人のまぜそば」が食べたいねと意見が一致。
「まぜそばと豚飯」をテイクアウトし、まぜそばが伸びちゃうのが嫌なので、急遽、近くの日帰り温泉のパーキングで「車内食」。
帰り掛けに、カントリーキッチンのミニデニッシュが恋しくなって….
等々、終日、To Do List とは無縁の1日を過ごした。
こういう日って、自分の身体と心が本当に何を欲しているかを知る上で大切だな!
そんな1日の締め括りも、勿論「焚き火」である!