昨日は、ほぼ6週間ぶりの地方講演。日程を確定したのはGW明けの我が社(家)独自の非常事態宣言解除日だった。一応は「政府の緊急事態宣言の全面解除はこの頃かな?」という大まかな予想をした上でのスケジューリング。結果としては「ほぼ的中」となったわけで、調査・分析を生業とする者としては「気分の良い講演活動再開日」となった。
ちなみに、アナリスト稼業の推進力は「好奇心」であるというのが私の持論だ。ゆえに、新幹線を使っての出張で、緊急事態宣言解除後の各地の「三密度合い(ソーシャル・ディスタンスのキープ状況)」がどの程度であるかを実地調査するのも楽しみだった。
どうも携帯キャリアがスマホの位置情報をベースに分析・公表する「人出状況」というのは胡散臭く思える。パッと見に違和感を覚え、妙なバイアスが掛かっているような気がするのだ。やはり自分の目で見て確かめなければと前々から考えていたのである。
そんなわけで、昨日は移動の要所要所でしっかりと写真撮影をして、今年1月や2月の出張の頃のイメージと、人出の状況を(主観ではあるが)比較して、長年愛用しているLifelogアプリのJOURNEYにこまめに記録した。
結果は、朝のあざみ野駅から新横浜駅までの移動に使った「横浜市営地下鉄」の予想外の混雑ぶりにちょっと慌てた以外は、見事な位の「三密回避状態」。特に、新幹線車中と新大阪駅の良い意味での「閑散ぶり」は清々しい位であった。.
映画「アラビアのロレンス」で主人公のロレンスが「砂漠は清潔だから好きだ。」と語る有名なセリフがある。昨日の私は、思わず「新大阪は清潔だから好きだ。」と呟きたくなる程だった。
自宅に戻ってから、移動中に撮影・記録した写真の枚数を数えたら70枚を超えていた。昨日は緊急事態宣言全面解除直後の「記念日」のような1日だったので、その内の何枚かを『八ヶ岳稿房』に掲載しておこうと思う。
ほぼ丸1日の移動で、ちょっと三密的に嫌だなと感じたのは、地下鉄で移動した往路15分程の時間の内、新横浜に着くまでの4~5分であろうか? 自分にも厳しいが、それ以上に他人に厳しい私から見ても、十分に満足&安心できる状況だった。
今日は「東京での講演活動再開日」である。昨日分と合わせて3件の講演をこなせば、5月末までに終えておきたい講演はすべて終了。これで気持ち良く、6月からの「新体系」に移行できる。
こうして「人間は、環境変化に適応しつつ、前へ前へと進んで行く」のである!