4週間の長きに亘った「山籠もり生活」を離れてまだ4日目。だが、早くも樹木に囲まれた「八ヶ岳」での生活が恋しくて仕方ない。樹高20mを優に超す数多の針葉樹や広葉樹に囲まれた「森の生活」は、私にとってそれ程に魅惑的なのである。
生身の人間と12日間会話をしなくても何の苦痛もないが、自宅周辺で絶え間なく動く人を目にする環境には「疲れ」を感じるようになった。今回の4週間の対COVID-19防疫自粛生活は、私の「八ヶ岳ライフ」への傾慕をさらに強めてしまったように思う。
4週間の八ヶ岳滞在中は1日も欠かすことなくウォーキングを続け、マシンウォーキングも含めると1日2回で計約150kmの距離を歩いた。あの時の流れのまま、今日も社主さまと自宅周辺をお散歩。但し、いつもの定番コースではなく、幹線道路沿いの遊歩道が整備されたコースを40分程歩いた。
普段は車で通る道なので、歩くことによってそれなりに新しい発見があった。カーディーラーや整備工場といった車関連の店舗と介護施設の多さには、改めて驚いた。
意外だったのだが、造園業者が人工的に作り上げたグリーンゾーン(販売用の庭木の育成・保管のためのスペースかな?)が何カ所かあり、それなりに樹木を楽しむ事が出来た。
だが、やはり八ヶ岳のメインウッドデッキのような「森林浴効果」は味わえない。そして何かが違う…
何よりも驚いたのは、ウォーキング中にすれ違う人の多さと幹線道路を往き来する車の多さである。緊急事態宣言解除の影響なのか、元々、こんな状況であったのかは定かではないが、慌ただしさ、騒々しさに、正直ウンザリする。
マスクを着けたままウォーキングしたせいもあろうが、自宅に着く頃には汗だくになり、自動車の排気ガスも影響したようで、ちょっと気分が悪くなった。八ヶ岳の林間の朝のウォーキングとは逆効果である。
改めて、自分が三密回避の山籠もり生活に見事に適合する性質と体質である事を実感。ああ、早く八ヶ岳だけで、ビジネスもプライベートも両立できるような新たなライフスタイルを再構築せねばならないな…
明日は新幹線で移動する久し振りの出張講演がある。そして、明後日からは東京での講演活動も再開だ。
長かった「自粛生活」もビジネス面では、今日が最終日。明日からは、New normalへの取り組みが本格的に始まる。