元々、夢はほとんど見ない(見たが覚えていない)のだが、八ヶ岳滞在中はさらにその傾向が強くなる。八ヶ岳で見た夢で、鮮明に記憶に残っているのは、昨年3月3日、2m位のお姿で現れた「国宝土偶 仮面の女神さま」が最後である。
だが、昨晩、久し振りに夢を見た。とても怖い夢だった。夢の中では、八ヶ岳オフィスで社主さまとテレビを見ていたのだが、何故か、テレビ両脇の書棚からファイルボックスや本が落ちて散乱していた。
テレビの画面には、NHKスペシャル「MEGAQUAKE」や「MEGA DISASTER」のCG画像をはるかに上回るような悲惨な(進行中の)地震被害が映し出されていた(怖すぎて書けない)。
どこで大地震が起こったのかは不明なのだが、私が「これで日本は世界最貧国になってしまう…」と呟いた瞬間、テレビの画像と照明が消えた。
「停電だ。」と言って外に出たら、我が家の庭が鹿軍団でいっぱい(多分、100頭以上)だった。私が呆然としていると、鹿軍団が一斉に私に向かって駆け出してきた。ビックリしてここで目が覚めた。何なんだ、この無茶苦茶な夢は?
アナリストとして分析。う~ん、見事に現在の不安心理が反映されているな。前にも書いたが、4月の初めから「地震」が気になって気になって仕方ない(https://triglav-research.com/?p=27196)。
我がパワースポット「井戸尻遺跡」を訪れて、一旦は不安心理を強引に封じ込めたのだ(https://triglav-research.com/?p=27632)が、最近、飛騨地方で続く群発地震に加え、昨晩の午後9時前に四国で起きた震度4の地震が「井戸尻パワー」を吹き飛ばしてしまった。
どう考えても、日本列島の動きがおかしい!
でも、SARS-CoV-2の防疫対策のようなものは無い(地震に対して人間は無力)。食料品や生活必需品の備蓄については、既に4月中に実施済みなので、もうやる事はない。
心のザワザワ感が静まるのを待つしかないのだ。
「押し寄せる鹿軍団」については、理由はすぐにわかった。昨日、タケニグサ局所殲滅戦の際に発見した「自生のモミジ」を移植前に囓られてしまう事を心配していたのである。
これまで、ちょっとした油断で何度、ホスタさん達や楓系の木々が壊滅的な被害を受けた事か… そんな経験がありながら「植木鉢がない」という理由で2本のモミジを放置した事に対して、脳がアラートを発したのであろう。
こちらは対応可能なので、朝食後にモミジ2本を掘り起こして、まずは水をタップリと浸したバケツに緊急避難。
ちょうど食料品の買い出し日だったので、午前中に植木鉢他、移植に必要な部材を購入。お昼前には無事に移植を完了した。
「気になる事には可及的速やかに対応する」— これが心の安寧を維持する上では極めて重要なのである。
植木鉢を購入した「綿半ホームエイド(旧 Jマート)富士見店」は、月曜日の午前中であるにもかかわらず賑わっていた。緊急事態宣言発令前並か、もしかするとそれ以上だ。
特に園芸コーナーはレジ前に列が出来る程だったが、マスク着用にソーシャルディスタンスキープはしっかりと守られていた。
会計の際に思わず店員さんに「思ったより賑わってますね。花を愛でる気持ちが戻ったんですね!」と話し掛けた。
すると「ありがとうございます。人間だけ動かないようにしても、季節はどんどん進むんです。人も工夫しながら、上手く動いて行くしかないんですよ。」という答えが返ってきた。「名言」である。
あっ、生身の人間と会話をしたぞ! 実に12日ぶりだった…