どんなに遅くとも週明け(6日)早々には発令されるだろうと予想していた政府の「緊急事態宣言」だが、珍しく読みが外れた。
本命の発令日は3日夜と想定して、自宅での「不要不急グレーゾーン」の所用への対応もすべて終えてあったので、自宅所在地である「神奈川県」が緊急事態宣言を発令する前に、社主さまと「八ヶ岳オフィス」に出社した。
当分の間は、COVID-19パンデミックの収束に向けて「日本国民」として責務をしっかりと果たそうと思う。欧州諸国の先陣を切って14日から一部制限の緩和に動くオーストリアのように、我が国の緊急事態宣言が1ヵ月後には解除される事を願っている。
敷地600坪のスペースに建つ2棟のログハウスで社主さまと2人、可能な限り人と接しない生活を送る予定なので「SARS-CoV-2に感染しない、他人に伝染(うつ)さない」という意味では最適な環境と考えている。基本的には「外界と謝絶された山籠もり生活」を貫くのだ!
ちょっと気になるのは、ペットの犬や猫に続き、動物園の虎がSARS-CoV-2に感染したというニュースだ。八ヶ岳オフィスの数少ない来訪者、鹿、リス、野鳥さん達の感染事例はまだ報告されていないが、彼らとのソーシャルディスタンス(近づけても5~6m位かな?)は、しっかりとキープする必要があるな…
山籠もりの初日となった今日、庭のソメイヨシノが開花し始めているかと期待していた。だが、まだま蕾は固く、ここ数日での開花は難しそうだ。例年、GW頃が満開の時期なので、まあ当然かな?
新百合ヶ丘自宅の庭ではグングン生長しているホスタさん達も、八ヶ岳ではまだ眠りについたままである。唯一、春の気配を感じさせてくれるのは、敷地内でちょこちょこ顔を出し始めた「蕗の薹(フキノトウ)」だ。
富士見の町への買い出しも必要最低限に留める予定だが、今日は滞在初日なので出掛けざるを得ない。最初に「西友」を訪れてちょっと驚く。前回滞在時には潤沢であったトイレットペーパーやインスタントラーメンがかなり欠品となっていたのだ。我が家は備蓄がたっぷりと有るので不安は感じないが「八ヶ岳界隈でも品不足発生か?」なんて思ってしまった。
その後、綿半ホームエイド富士見店(かつてのJマート)を訪れた。いつもよりは品数はやや少なめだがトイレーットペーパーは1人当たりの個数制限無しで販売中。インスタントラーメンも何種類かが並んでいた。ああ、やっぱり八ヶ岳ではパニック買いみたいな事は起こっていないなと一安心。
但し、マスクや手洗いジェル等は在庫なし(前回滞在時と同じ)。意外だったのは、体温計やゴム紐まで売り切れていた事だ。ゴム紐は「お手製の布製マスク」がブームで在庫が払底しているらしい。品不足は意外な物にまで及んでいるんだな…
私も社主さまもマスクは常に着けているし、買い物中もソーシャルディスタンスを意識している。そして、所用を済ませてD4車中に戻る度に2人とも除菌ジェルで手をゴシゴシゴシ… すっかり「アライグマ夫婦」の習慣が定着している。
見事な位に慌ただしい買い出しを済ませて八ヶ岳本宅に戻ると、枕木テラスで「焚き火」である。
前回滞在時から大好きな温泉通いも「完全封印」。今回は外食に出掛けるのもやめよう!これからは、ひたすら「山籠もり生活」が続く事になる。
八ヶ岳での1日を美しい夕陽を眺めながら終える事が出来れば、それで十分だ!