八ヶ岳を第2の拠点とするデュアルライフを始めて早20年が経過した。2年後にはまったく望んではいないが還暦を迎えることになる。
人生終盤戦に向けて、新たな活動や勉強を始めようと思い、年明けから林業や地方創生に関する本を読み漁り始めた。
林業は元々、森林インストラクター試験を受験する際にかなり勉強した。地方創生は、会社本業である地域銀行向けコンサルティングと密接に絡んでくる。
共に相応の知見を有している領域なので、その接点となるようなビジネスのアイデアを組み立てたいと思う。だが、現時点では、まだイメージすら浮かんでこない。
仕方ないから、とりあえず、田舎暮らしに役立ちそうな資格でも取っておこうか… そんな事を考えている。
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今日は、1月4日から続いていた八ヶ岳滞在期間の最終日。仕事は昨日で終了し、今日は某地域銀行の役員さんが八ヶ岳オフィスに遊びに来る予定となっていた。
この方、鉄道ジオラマの作成者としては、日本でトップ3に入る著名人である。旧立場川橋梁の見学がご希望だったので、D4でご案内する事にした。
あの廃鉄橋が、鉄道ファンの中では有名なスポットであるのを改めて認識。心霊スポット49番トンネルと土偶さん達を組み合わせたら、ユニークなエコツアープログラムが作れるんじゃないかな? → https://triglav-research.com/?p=21660, https://triglav-research.com/?p=21687,https://triglav-research.com/?p=21723
様々な写真撮影スポットを回った後、いよいよ50番トンネルに向かった。冬で草木が枯れていたため、トンネルは前回訪問時よりも不気味に私を待ち構えていた。
トンネルの手前には大きな捕獲罠が仕掛けてあった。猪用かな?
トンネル見学後、閉鎖された立場川橋梁のゲート方面に向かう。すると、旧立場川橋梁を熱心に見つめる先客の小さな後ろ姿が視界に入ってきた。こいつは相当な鉄道(廃鉄橋)マニアに違いないぞ!
さらに近づく。どうやら、罠にかかったニホンザル、それも子猿のようだ。鉄道ファンでない私は、こっちの猿の方が気になった。私は、猿が超苦手、はっきり言って大嫌いだ。生理的に合わないのである。
20年以上前、八ヶ岳で拠点探しをした際に、地元の方から「国道20号よりも八ヶ岳側には、熊と猿はいないよ。」と聞かされたのだが、それは既に過去の話となったようだ。
鉄道ジオラママイスターの役員さんを小淵沢駅にお送りしたのが午後2時。その後、オフィスに戻って「富士見町の猿」について調べた。
3つの群が狼藉を働いており、農作物被害もかなり出ているようだ。そのため、有害鳥獣のひとつとして、集中捕獲の対象となっているとの事。
自分では、八ヶ岳界隈の事はかなり知っているつもりだったのだが、まだまだ「未知」の領域が多いことを学んだ。八ヶ岳ライフは本当に奥が深いな!
それにしても、20年で初めての猿のとの遭遇が「檻越し」になるとは。やっぱり、奴らとは 縁(猿)が無いんだな…