朝6時前にオフィスの屋根を叩く激しい雨音で目が覚めた。通常であれば八ヶ岳西麓標高1,300mの地に位置する八ヶ岳オフィスでは、真冬のこの時期に激しい雨は降らない。「大雪」となるからである。
昨晩9時過ぎに鹿の湯から戻った際には、敷地内は一面雪に覆われていたのだが、オフィスの窓から覗くと、既にウッドデッキの雪は3分の1位は解けていた。
庭に出てみると、八ヶ岳の冬とは思えない程に寒くない。感覚的には「暖かい」と言える程だ。「気持ち悪い天気だな…」と無意識に呟いてしまった。
7時過ぎになっても、かなり強い雨が降り続けており、恒例の朝の敷地内の散策を躊躇する程の鬱陶しさだった。「1日中デスクワークするにはちょうど良い天気かもしれないな。」と前向きに考える事にして、8時過から個別銀行の株主資本コスト関連の資料更新に取り組んだ。
作業が一段落したのは、今日も午後3時前だった。雨はお昼前には止んで、その後は陰鬱な曇り空だったのだが、いつの間にか青空が広がり始めていたようだ。
オフィスデスクに面した窓からは、冬とは思えない程に強い午後の太陽の光が射し込み、眩しくて作業が出来ない。慌ててブラインドを下ろした。
気分転換に敷地内を一回りしようと思い、オフィスから庭に出るとビックリ。ちょうど24時間前には、一面、真っ白だった敷地内に、もうほとんど雪は残っていなかったのだ。
八ヶ岳に第2の拠点を設けて今年で21年目を迎えた。1月のこの時期、一夜にして敷地内が雪に覆われる事は何回か経験しているが、その雪がすぐに解ける事はなかった。だが、昨日は半日で雪が3~4cm積もって、それが1日もせずに解けてしまったのである。
この、あまりにも目まぐるしい天候変化は「楽しむ」というような次元のものではなく、もう「不気味」としか言いようがない。
敷地の端から本宅やオフィスを眺めた光景は、まるで「春先」のようだった。思わず「嫌な感じだな。天変地異の前触れでなければよいのだが…」と本日2回目の呟きが漏れた。
オフィスに戻って、今日が週刊「MEGA地震予測」の配信日である事を思い出した。早速、Galaxy Note 9でチェック。4cm以上の高さ変動が硫黄島で3週間連続で観測されたとの事。青ヶ島も含めて小笠原諸島の動きは「素人目にも異常」である。
八ヶ岳の非常食の備蓄を増やしておこうかな… 明日は、富士見の町に買い出しに出よう!