週末の断捨離作業中に八ヶ岳本宅ホビールームのデスク引き出し奥から降臨したSONY「ICF-SW7600GR」。↓
同機が「最後の国産BCLラジオ」である事を知ってから、BCLという言葉が、気になって気になって仕方がない。
書棚から引っ張り出して来た「BCLラジオカタログ」を改めて読んだ(見た)が、SONYのスカイセンサーやNationalのクーガ等、一連の人気BCLラジオは、ウットリする程にお洒落である。45年以上も前のプロダクツとは想えない程に粋なのだ。
全く同じ機能で構わないので、再発売してくれたら、とりあえずSONYとPanasonic製、1台ずつは買ってもいいな。どの機種にしようかな? やっぱりジャイロアンテナ付きが好みだな。などと、叶わぬ夢を思い描いてしまう。
過去の名機の写真を眺めていたら、もう少しBCLについて調べ直してみようと思えてきた。だが、中学生の頃のBCL関連の本なんて、残っているはずもない。
Amazonで検索してみたら「令和版BCLマニュアル」なるムックが今年の9月に発売されていた。社主さまとの小旅行の前に注文し、新百合ヶ丘自宅に届いていたのを今日の夕方開封。
予想はしていたが、かなりマニアックな内容。それに何となく以前見た記憶のあるようなコンテンツも含まれていた。一部分は復刻かな?
期待していたかつてのBCLラジオ名機の紹介はなかったが、一方で、現在は中国(中華)製ラジオがBCLの世界では主役である事を知った。
一番懐かしかったのは巻頭の数ページがベリカードの紹介であった事だ。世界各国の短波放送局が発行するベリカード(受信確認証)を集めるために、毎晩チューニングダイアルを回していた中学生時代の自分を思い出してしまった。
あれから45年か… ICF-SW7600GRで、ベリカード集めにチャレンジしてみようかな。