デジタルガジェット(定義は今ひとつはっきりしないが)と文房具については、かなりの「マニア」であると自負している。これまで費やした時間とお金は、野鳥、DIY、そして土偶さんなんて足元にも及ばない。
もっとも、八ヶ岳オフィスのログキット代金を含めてしまうと、お金という点ではDIYが突出するのだが…
そんなわけで、デジガジェと文具に関してはマニア特有の「矜持」を有している。ちょっとした会話の中で、この矜持を傷付けられる事があると、ついつい知ったかぶりをするなどして虚勢を張ってしまう。最近、デジガジェネタでまたそんな事をしてしまった。
東京での3週間のお仕事Dayの最終日。情報収集を兼ねて、某プレスの方と大手町の喫茶店で面談した。会話の中で、具体的データを示す必要があって、その日のお供であった「iPad Pro 11 inch(次男と呼んでいる)」を取り出して説明した。
この日、次男は Smart Keyboard Folioを羽織っていたのだが、それを見た記者さんが「私も12.9 inchを愛用しています。iPadOSでマウスを使えるようになってから、さらに便利になりました。もうノートPCを持ち歩く事はないですね。」とコメント。
「えっ、マウス? 私はまだ使ってないぞ!」と思ったのだが、何故か即座に「私も講演の時は 12.9 inch(長男である)の方を使ってるんだよね。マウス本当に便利で出張のお供に加わったよ。」なんて答えてしまった。「デジガジェ文具マニアの矜持」が故の「かわいい嘘」である。
iPadOS でマウスが使用可能になったのは勿論知ってはいたが、そんなに便利とは思えなかったのである。また、ノートPC用の小型マウスは、八ヶ岳オフィスに置いてあったので、その後も iPad Pro にマウスを接続する事はなかった。
だが、今朝、ふと思い付いてオフィスにあった「小型マウス」を2つを取り出して来て、使ってみる事にした。ええっと、設定は、AssistiveTouchから入って、Bluetoothデバイス接続ね。
呆気ないほど簡単に2つのマウスが繋がった。そして反応は極めて良好、ボタン機能の設定なども簡単に出来る。ナルホド、これは凄い!
もう完璧にノートPCの操作性に肩を並べたな。いや、それ以上だぞ!! 出張のお供に出来そうなもっとお洒落なマウスを探そうかな…