昨日は午前7時前に川崎自宅を発ち、東海地区の金融機関を講演で訪問。自宅に戻ったのは午後11時半過ぎだった。
ランチ、ディナーと会食が続き、順調に進んでいた第2期トリグラフ流ダイエットに、痛恨の黄色信号が灯ってしまった。食欲に負けた自身を大いに反省。一方で、とても嬉しかった事がある。
1日で3回新幹線の移動があったのだが、どれも1時間~1時間半程度だったので、iPad Proで新幹線車中、蔵書の分類・整理作業をした。大袈裟なモノではなく、バーコード読み込みしてデータベースに登録してある蔵書をタグ付けして分類するという「細切れ作業」である。
この1~2年に購入した蔵書は、ビジネス関連ではFinTechとコーポレートガバナンス関連が極端に多く、プライベートではやはり土偶さんや縄文時代関連が突出していた。
だが、過去に遡って書名をを見ていると、私は『森』という文字がタイトルに含まれている本をかなり保有している事に気が付いた。
私を八ヶ岳ライフに導いてくれた荒川じんぺいさんの「週末は森に棲んで」は、その中でも最も大切で、かつ、最も多く読み返した本である。数えてみたら、荒川さんだけで「森」がタイトルに含まれる本を9冊所有していた。この中でも「週末は森に棲んで」「僕は森に家出します」「森の作法」の3冊が特に好きで、勝手に「森の3部作」と名付けて「愛読書」となっていた。
八ヶ岳本宅のホビールーム書棚には、八ヶ岳での生活や週末の田舎暮らしを綴った本がズラッと並んで(放置)されているが、読み返す程の価値がある本はほとんど無い。荒川さんの3部作のクオリティーの高さは正に「別格」である。
自分の好みが現れたなと感じたのはヘンリー・D・ソローの名著「森の生活」が異なる出版社(訳者)で4冊あった事だ。講談社学術文庫、岩波文庫(上下)、小学館、そして宝島社版である。
1998年秋のロンドン出張の帰りの飛行機で偶然読んだ「週末は森に棲んで」が私の八ヶ岳ライフの直接的な切っ掛けとなった事を以前綴った事があるが(https://triglav-research.com/?p=15394)、本の内容が「心にスッと染み通るような」感覚を覚えたのは、今にして思えばその1年程前に、岩波文庫版のソローの「森の生活」をじっくりと読み込んでいた事が影響しているように思える。
したがってソローの「森の生活」と荒川さんの「森の3部作」は、私の八ヶ岳ライフの「原点」とも言える本当に大切な存在なのである。
では「とても嬉しかった事」とは何か?実は、新幹線の中で、これら「原点」の本がAmazonでKindke版の扱いがあるかを確認した。驚いたのだが、荒川さんの「森の作法」と「僕は森に家出します」、そして、「森の生活」については岩波文庫版と小学館版が既に電子書籍(Kindle)化されていたのだ。
これで、もう本を持ち歩かなくとも、iPad等でいつでもこれら「名著」が読める。これは私にとって大きな「喜び」だ。\(^o^)/
勿論、すぐにKindle版を購入したのは言うまでもない。あとは「週末は森に棲んで」のKindle化が1日も早く実現する事を祈るのみである。
自宅に帰ってから、これらの大切な本達が、現在、どこに置いてあるか急に気になった。結局、川崎自宅書斎の書棚にあったのは「週末は森に棲んで」と講談社と岩波版の「森の生活」だけだった。その他については、八ヶ岳本宅のホビールームにあるに違いない。
次回、八ヶ岳滞在時には、仕事以外の本も整理しなくちゃ!そんな事を考えた。いや、その前に、今回は2年振りの「雪掻き」が必要だろうか?
上の写真は、今朝午前7時前の「枕木テラス」と「オフィスウッドデッキ」の状況である。1日で雪解けが半分程進んだイメージだが、まだ一面が雪で覆われている状況に変わりはない。
今日中に残り半分も解けてしまえば良いのだが…