今日で八ヶ岳を離れて11日目。
いつの頃からか定かではないが、川崎自宅への帰路、小淵沢ICの料金所を通過して中央道上り線に合流した辺りで、心身共に澱(おり)のようなものが溜まり始める気がするようになった。
澱が溜まっていくスピードは区々だが、苦手な(と言うより大嫌いな)東京での仕事が続くと一気に早まる。地方出張の際には、どんなにハードなスケジュールでも不思議と澱はあまり溜まらない。スケジュールの合間に上手く「土偶さんの探訪」とかが入ると、八ヶ岳滞在中と同じように、澱が浄化されるようだ。
まあでも、平均すれば10日前後で澱が心身共に溢れんばかりようになる。もうこうなったら、一刻も早く八ヶ岳に行って(帰って)心身を癒やすしかないのだ。そして、10日を過ぎても仕事等で八ヶ岳に行けない場合のために、敷地内にライブ・ビューカメラ(カメラ一発)が設置してある。
川崎自宅書斎で仕事中はデスクトップPCで、出張等出先では iPhoneや iPadで、時々、敷地内の様子を眺める。それだけで、何故かホッとする。タイミングよく、枕木テラスに朝陽が射し込む光景や財産区林に夕陽が沈む瞬間などを見る事が出来た場合の「澱の浄化効果」はかなり大きい。
勿論、ライブ・ビューカメラは防犯対策や気象状況の確認といった役割も有しているが、メインはやはり「八ヶ岳の雰囲気」に少しだけ浸り、溢れ出しそうな澱をあと数日間だけ封じ込める事にあるのだ。
今日は朝から東海地区への出張だ。そして明日はまた東京での仕事である。さあ、八ヶ岳の朝の雰囲気を味わってから、元気にお仕事だ! と、午前6時前にデスクトップPCで「カメラ一発」を開いた。
そこには「雪深く埋もれた」八ヶ岳オフィス周辺の状況が映し出された。積雪量は30cm近そうだ。この冬一番の積雪量となった事は間違いない!
「澱(おり)が浄化されるどころか、そのまま凍ってしまった。」正直、ショックで、今日1日、平常心で仕事が出来るか自信がない。
これも「八ヶ岳ライフ」ではあるのだが…