樹の家への途 – 西郷どんの「樹上の縁台」(読書&思索のスペース)

弊社のお客様は「地域銀行」であり、財務データの徹底的な分析に加え、経済や文化など様々な地域特性について知見を深める事はビジネスを進める上で極めて重要(有益)だ。

NHKの大河ドラマは、全国各地の偉人や歴史、風土等々を学ぶ上で「最高の教材」と私は考えており、もう20年以上も欠かさず視聴している。銀行の役員さん達との会食の折には、大河ドラマ(或いは朝ドラ)で蓄積してきた知識が役立つ事が多々ある。NHK特集も大好きなので、川崎自宅でも八ヶ岳オフィスでも「感謝の気持ち」で受信料をしっかりと納めている。

さて、2018年の大河ドラマは「西郷(せご)どん」である。日本の歴史の中で最も好きなのは、勿論「縄文時代」だが、次いで好きなのは「戦国時代」と「明治維新から日露戦争までの時代」なので、毎週、日曜日午後6時からのBSプレミアムでの放送が待ち遠しい。

今回の「西郷どん」に関しては、従来の大河ドラマにはない楽しみもある。隣り合う西郷家と大久保家を映し出すシーンで、第何回目の放送以降かはハッキリと覚えていないのだが、度々、「ツリーハウス」らしき物が登場するからである。通常、大河ドラマの録画はしないのだが、7回目の放映が終わった時点で、どうしてもこの「らしき物」の構造をジックリと見たくなった。そこで、第8回目の放送(不吉な嫁)をデスクトップPCに録画し、ツリーハウスの登場シーンを観察する事にした。

放送開始から目を皿のようにしてツリーハウスをのシーンを探す。するとオープニングテーマの演奏&映像が終わった直後に、いきなりツリーハウスらしき物に上るための梯子と支柱の木の場面となった。だが、残念ながら上部構造は画面の外だった。

オープニングテーマの演奏&映像が終わった直後にツリーハウスらしき物の梯子と支柱となる樹木が画面の左端に登場。残念ながら上部構造は映し出されなかった。梯子の高さは2.5m(35cm×7)程度だろうか?

次なる登場シーンは放送開始から約15分後。西郷吉之助(隆盛)が江戸行きについて大久保正助(利通)と語り合う場面(夜)である。ここで初めて上部構造をハッキリと確認できた。部材はおそらく「竹」である。構造は床と低い手摺りのみで壁や屋根は無い

成人男性2人が座っているので、耐荷重は最低でも150kg以上は確保出来ているのであろう。竹製の手摺りの高さは20cm程度であろうか?

ツリーハウスと言うよりは「縁台」である。「樹上の縁台」という表現が適切だろう。

床の一部が扉状になっており、ここから梯子で登り降りする構造になっている事が確認できる。梯子の上は開放空間と思っていたので、予想以上に凝った作りである。

なかなか凝った作りで、床の一部が扉状になっており、そこを開閉して梯子で昇り降りする事が判明した。

次の「樹上の縁台」登場シーンは放送開始から約21分~23分後。大久保正助が縁台で書物を読んでいる際に、吉之助の妻「須賀」が実家に戻るところを樹上から見送る場面だ。

大久保正助が「樹上の縁台」で書物を読んでいる場面。開放的で、読書や思索のスペースとしては最高である。薩摩の明治維新の英傑達は、こんな場所で学び、思索したのだろうか?

ここでは手摺りと床の素材が見える。手摺りはやはり竹であるが、床材部分には「節」がない(画面に映った範囲では見えない)。強度を確保するために鉄かプラスチックのパイプでセットを組んだのかな? と勝手に想像。

手摺りの部材は明らかに「竹」であるが、床材には「節」らしきものが見当たらない。もしかすると床材は上下2段の構造で上が鉄かプラスチックのパイプで、下が竹なのかな?? もっとも、床材が写っている部分は限られているので「節」の無い場所だけ見えているのかもしれない…

さらに放送開始後30分程経過したところで、樹上の縁台と支柱の木の接合部分がチラッと映し出された。梯子側だけしか見えないが、結構シンプルな構造で、どのように耐荷重を確保しているのか不思議である。

支柱と床の接合部分が映し出された場面。鉄製の接合金具のような物は見当たらず、どのような仕組みで上部構造を支えているのか不思議である。

最後のシーンは放送開始から約34分後。吉之助と須賀、須賀の父の3名が登場する離縁の場面だ。ここでは、樹上の縁台の梯子が無い側の接合部が垣間見える。どうやら支柱となる樹木の周辺を枠で囲って、斜めに伸びた1本の枝らしきものが支え棒のような役割を果たしているように見える。構造としてはやはりシンプルだ。

梯子の反対側と「樹上の縁台」の接合部分がチラッと映ったシーン。支柱となる木は上部の方が幹が太い。その太い幹の部分を枠材となる竹で四角に囲んで床材を支えている。さらに斜め上に伸びた枝のようなものが支え棒のような役割を果たしている。だとすれば、かなりシンプルな構造だ。

壁や屋根が無い分、樹上の縁台の重量は相当に軽くなるので、成人男性2人が座っても耐えられるであろう。「読書や思索のスペース」と割り切ってしまえば、こんなのも十分にありだな!

でも、よく考えたら、八ヶ岳オフィスの敷地内には、メインウッドデッキ、オフィスウッドデッキ、枕木テラス、そして庭には読書とお昼寝用の縁台(http://triglav-research.com/?p=15919)まで揃っている。これ以上、デッキや縁台を作ってもあまり意味は無い。やっぱり私(Team Triglav)は壁や屋根もあるツリーハウスにこだわるべきだろう。

しかしまあ、まだ8回目の放送を終えたばかりであるが、西郷吉之助(隆盛)という人は「器の大きい」人だったんだなと感心する。だが、「小鉢男」の私が共感を覚えるのは、むしろ同じ名字でもある大久保正助(利通)の方だ。座右の銘は、確か、西郷隆盛が「敬天愛人」で、大久保利通が「為政清明」だったよな…

「為政清明」って言葉の持つ意味(政治を行うには、心も態度も清く明るくなければならない)も好きだが、その凛とした響きも魅力である。ちなみに、「樹上の縁台」で正助が読んでいた書物は『春秋』であった。

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