『日本の土偶(講談社学術文庫)』が届いた

今日の夕方、川崎自宅に私宛のAmazon XM02ボックスが1個届いた。「ん?何も注文してないはずだが…」と怪訝に思いつつ、箱を開けると文庫本が1冊入っていた。タイトルは『日本の土偶』。故 江坂輝彌先生の著書であり、講談社学術文庫から1月11日に発刊されたばかりだ。

故 江坂先生の『日本の土偶』は前々から読みたい本だったが、1990年に発刊され、その後、絶版となっていた。中古本を入手しようとかと思案していた矢先、講談社学術文庫から再刊される事を知り、すぐにAmazonで予約。それが今日(1月13日)届いたのだ。この偶然(タイミングの良さ)には、何らかの意味があるに違いない!

2013年11月15日、国宝中空土偶「かっくうちゃん」との偶然の出会い(http://triglav-research.com/?page_id=6868)から始まった私の「縄文土偶熱」の凄さは、稿房通信メインメニューにズラッと並んだ「縄文土偶探訪記」が証明してくれるように思う。ただ単に全国各地の考古博物館を土偶さんとの出会いを求めて訪れただけではない。レプリカを中心とした土偶さんグッズを買い集め、訪問先のミュージアムショップにしっかりとお金を落としてきた(これも地方創生への小さな貢献である)。

また、これまでに購入した土偶さん、或いは、縄文関連の著書や写真集の類は既に40冊を超えている。私自身の好奇心を満たすのが最大の目的ではあるが、考古学研究者や土偶・縄文愛好者の方の研究に足しに少しでもなればという思いもあった。世の中は「静かな縄文ブーム」という事もあり、この1~2年、それなりの数の新刊が世に出ており、そのほとんどを発行前にAmazonで予約してきたのである。

江坂先生の『日本の土偶』は1990年3月に六興出版から刊行され、その後、絶版となっていた。私が読み漁った土偶さん関連本に「参考文献」として頻繁に登場していたので、昨年の秋頃から中古本を入手しようかなと考えていた。そんな矢先の「講談社学術文庫化」であり、正に、絶妙のタイミングだった。

こういった「偶然」とか「絶妙のタイミングでの出来事」には必ず何らかの意味がある。やや大袈裟だが『啓示』であると私は解釈する。実のところ、土偶さんを「訪れて、見て、パワーを貰って、探訪記書いて、レプリカ飾る」という一連のパターンに少し飽きてきていたのだ。自分で言っては身も蓋もないが、どうも「軽くて薄っぺらい」

世の土偶さんブームも同じような傾向があり、最近出版されている土偶さん関連本は、写真(カタログ)集みたいなノリで、学者さん達の著作のような重みや深みがないので、あっという間に読み(見)終えてしまう。そして知見が蓄積されたという手応えが感じられない。【縄文土偶探訪記】が、Season 5の「かっくうちゃん再訪記(http://triglav-research.com/?page_id=19675)」を最後に先に進まないのは、この「ちょっと方向性誤ったかな~感」という壁にぶつかったためである。加えて、Season 4の途中頃から、土偶さん達を産んだ「縄文時代」そのものへの興味が急速に高まってきていた。

今日、『日本の土偶』が届いたのは、良い切っ掛けである。「決~めた。縄文土偶探訪記は、Season 5を Final seasonとして、路線変更しよう!」という判断に至った。「かっくうちゃんに始まって、かっくうちゃんで一区切りをつける」というのは、いかにもお洒落である。今後は、土偶さん探訪は、Webの『求む!土偶さん情報(http://triglav-research.com/?page_id=19199)』から寄せられた「未探訪土偶さんの訪問」のみに留め、Final season の下、『外伝』として細々と続けていく事としたい。因みに、「求む!」経由では、これまでお目に掛かった事のない読者の方4名から情報提供をいただいた。今後も情報提供は大歓迎である。

2018年は、縄文時代に係る研究者の方が書いた書籍・文献をしっかりと読み込み、知見をさらに深める事を最優先としたい。そして、八ヶ岳西麓の縄文文化の素晴らしさに係る情報発信と「地方創生」を上手くリンクさせるような活動を、(将来的に)会社として取り組むための基礎作りの年と位置付けよう。

『縄文系新コンテンツ』については、まずは『日本の土偶』を読んでから考えればよい。そう、何よりも大切なのは『閃きと迅速なアクション』なのだ!