昨日(11日)が弊社の対外的な仕事始めの日となった。16日までは東京でのお仕事Dayが続く。今朝のTVニュースは各地の猛烈な寒波襲来の状況を伝えていたが、特に、九州の積雪の模様は衝撃的だった。日本全国、積雪被害が深刻なものとならない事を祈る。
オフィスの状況が心配だったので、朝イチアポの前に、出先で確認。6台設置してあるWebカメラの内、室外の様子を映し出す4台を選びスクリーンショットを保存。本宅前の枕木テラスは雪で覆われているが、積雪は2cmといった感じだろうか。おそらく夜の内に雪が降ったのだろう。敷地内は朝日が射しているので、大雪の心配はなさそうだ。ちょっと安心した。
その後は真面目にお仕事。八ヶ岳の事を忘れていたら、午後7時20分過ぎに、オフィスの室温が設定温度(5℃)を下回ったとのアラートが iPhone Xに届いた。「やばい、雪が降り始めたんだな。」と思い、赤外線監視機能を有したWebカメラにアクセスし、枕木テラスの様子を見る。ガーデンテーブルの状況を確認すると、むしろ積雪量は朝よりも減っているようだ。またもや一安心。
次に、トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所のデータにアクセスする。外気温はマイナス8.2℃まで既に低下。外気温推移グラフを確認すると、今日の早朝にはマイナス11.8℃まで低下していた事に気が付く。明日の朝もマイナス10℃以下に低下するのは確実である。雪は少ないが、やはり八ヶ岳オフィス周辺の自然環境は過酷なのだ。
オフィスのトイレ等水回りは、基本的には水抜き不要の設備としてあるのだが、2014年冬の富士見町を襲った歴史的大雪の際に、手洗い部分が凍結した苦い経験がある。現在は、DysonのPure Hot+Cool Link(空気清浄機能付きファンヒーター:呼称 Dyson2号機)でトイレスペースの室温が2℃を下回らないように監視・コントロールしている。最後に、Dyson Linkアプリをインストールしている iPhone Xで、念のため Dyson2号機の稼働状況をチェックする。日中の太陽光が射さないトイレの室温低下は、オフィス内部より急である。既に2℃まで低下したようで、2号機が稼働して室温が上昇に転じた事が確認された。
2000年に八ヶ岳本宅を購入した当時は、川崎自宅から八ヶ岳の気象状況を確認する術がなかった。「中央道小淵沢ICを下りて、鉢巻道路に向かう途中で雪の深さに大慌てする」なんて事がしばしばあったのである。だが、ここ数年、IoTの急速な発展・普及により、講演で全国各地を飛び回っていても、手軽かつ安価に、八ヶ岳オフィスの状況を常にモニターできるようになった。さらに、Dyson Linkによって「オフィス環境の最適化」に向けて歩み出したと言えるだろう。
だが、まだ不満な点は多々ある。オフィス設置の大型石油ファンヒーターは残念ながらIoTで操作できない仕様である。また、Webカメラは「カメラ一発!」、トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所は「Netatmo」、そして、Dyson Linkと3つのアプリで、それそれアクセスせねばならず煩雑だ。API化が進んで、早く「遠隔地オフィス環境最適化ツール」みたいなのが出来ないかと心待ちにしている。まあ、そう遠くない将来に実現するだろう。
それにしても「便利な時代」になったものだ…