年2回の決算分析の山籠もり期間中は、私はビジネスを最優先する事にしている。
と言っても、今年で37年目を迎えた「銀行業界の調査・分析稼業」は、面白くて楽しいから続けている「最大の趣味」のようなものだ。
その「最も楽しい時間」に集中できるようするためには、事前準備が肝心なのである。
そんなわけで、来週からは東京での対面講演をしっかりと終えてしまう計画を立てた。
そして、今日が「八ヶ岳撤収日」。

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午前中に届く予定の荷物の受け取りを済ませ、正午過ぎから撤収作業を開始。
おそらくは、今年最後となりそうなミニトマトを収穫。


我が家(というか社主さま)にとって、2025年は、初めての「野菜作り」にチャレンジした年となった。
試験的にメインウッドデッキの上で、トマト、キュウリ、ニンジン、ピーマン、シシトウ、ゴーヤ、トウガラシをプランター栽培してみた。
野菜によって当たり外れはあったものの、事前の予想を上回る収穫となった。
特に「ミニトマト」は大当たり😊
八ヶ岳滞在中は、連日、朝食の際に、自分達の手で育てた美味しいトマトを味わう事が出来た。
さあ、来年からは地植えで、本格的な「家庭菜園」の開始だ。
これから冬に掛けて、新たに購入した土地の樹木伐採作業を具体的に詰めて行って、我が家が目指す「S・E・N・Sな庭作り」の E(edible)の構想を進めねばならないな…
やりたい事、やらねばならぬ事は、増えることはあっても、決して減りはしないのである!
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12時半過ぎにオフィスを発った。
社主さまにフルーツをお土産にするために「道の駅 蔦木宿」に立ち寄ることにした。
我が聖地「井戸尻」に差し掛かった時、異変に気が付いた。
赤蕎麦畑沿いの駐車スペースが車でいっぱいだったのだ。
おとちゃんを停車して、復元住居の方を見上げたら「高原の縄文王国 収穫祭」開催中であった。
そう言えばパンフレットを貰ってたな…

急ぐ撤収戦ではなかったので、井戸尻考古館に戻って、おとちゃんを駐車(広い駐車場もほぼ満杯だった)。会場へと歩いて向かった。
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私は「人混みが大嫌い」。
この1~2年、東京に出る度にマナーの悪い外国人観光客の群れにウンザリし、人混み嫌いには、さらに磨きがかかっている。
まあでも、井戸尻の敷地の広さは熟知しているので、この程度の車の台数なら問題ないだろうと予想した。
混んでたら、そのまま駐車場に戻ればいいのだ。
結果は、人混みなんて言葉とは無縁の「心地よさ」。

土器作り、手作りクッキー、物々交換に縄文の衣服等々…




「収穫祭」と名乗ってはいるが、経済活動というよりは、かつて「井戸尻」で栄えた縄文文化を体現(体験)しようとするイベントである事が伝わってきた。

イイよね~ こういう良い意味で「ゆるい雰囲気」。
この季節、今年も八ヶ岳界隈では秋のイベントが目白押しであるが、どうも最近は「集客数」を誇る(競う)ような感じになっていて、私は、近付く気がしなかったんだよね…
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午後1時からは、「神話再現・くく舞」というイベントが始まり、思わず15分程魅入ってしまった。
そもそも50分間を予定していたイベントなのだが、急ぐ旅ではないとは言え、撤収戦の寄り道で、冷凍品をおとちゃんに積んでいたので、途中で鑑賞を断念。
ちょっと残念だったな…
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昨日の「御射山社」もそうだったけれど、八ヶ岳界隈には、私が惹かれて、何となくホッとできるスポットが数多くある。

26年前、なんの縁もないこの地に第2の拠点を設けたのは、私の中に眠る「縄文人のDNA」がなせる業だったんだろうな…
— One Life, Live It !
