八ヶ岳滞在4日目。
何故か朝から無性に桔梗屋さんのエクレアが食べたくて仕方なかった。
ビジネスもプライベートも「閃き」とか「本能の囁き」とか、結構「その日の気分」を大切にしているので、9時半の開店に合わせて小淵沢IC界隈まで出掛ける事にした。
ちょうどゴミ出しのタイミングだったので無駄も無いな…
まだ開店から15分程しか経っていないのに、カントリーキッチンベーカリーの駐車場は既に満車。連日、凄い人気だね!
桔梗屋さんには開店直後に入店して、お目当てのエクレアを3色購入。
私以外の買い物客は1人だけだったが、あと数分もすると、次から次へとお客さんがやってくるに違いない。
駐車誘導の係の方は、既に2名がスタンバイしていた。
兎に角、「なるべく人間に接しない」というのがGWの過ごし方の大方針なので、直ちに撤収。
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桔梗屋さんの駐車場でミニパジェくんに乗り込んだ際に、ふと「新録の神さまの木に会いたい(接したい)な」と思い付いた。
小淵沢IC周辺であれば「井詰湧水のモミの木」がイチオシなのだが、今日はちょっと違う気分であった。
オフィス周辺で「神さまの木」と言ったら、あそこだね! 観光客も間違いなく1人もいないだろう。
目的地とした「乙事諏訪神社」着は9時50分。予想通り、駐車場も境内も、私の完全貸し切り状態。
まずは、最初にお参り。
至るところで諏訪社のご神紋である「梶紋」を目にした。
乙事諏訪神社の梶紋の根は「4本」。これは上社の「諏訪梶」だね。
ちなみに下社の根は「5本」で「明神梶」だ。
その後は、社殿を取り囲む「神さまの木」を見て、そして触れて回った。
我が家の社主さまは、大きな木を見ると抱きついてパワーをもらうが、私の場合は「左の掌」派だな…
勿論、御柱にもしっかりと触れた。
一の御柱の後方に、不自然な形に曲がったモミの木がある事に気が付いた。
近付いて見ると、幹が大きく割けていた。
元々生えていたモミの大木を何らかの理由で伐採し、その幹から分かれて大きく育ったモミが、雪か風の影響で折れたのであろう。
木の生命力を感じる不思議と素敵な光景に思えた。
折れたモミの木の周囲を蝶々(モンシロチョウかな?)が何羽も舞っていたのも、ちょっと幻想的だった。
さあ、オフィスへ戻ろうと歩き出したら頭に何か落ちてきた。
足元を見たら、モミの木の松ぼっくりがいくつも落ちていた。
モミの木だから「樅ぼっくり」と言うのかな?
乙事諏訪神社での滞在時間は15分程だったろうか?
この間、人にはまったく会っていない。
GWのとっても「贅沢な時間」であった。