新百合ヶ丘の自宅滞在は今日で7日目。
社主さまは16日の夜に、無事に上海トリップを終えて帰還。
我が社(家)の「守護神」不在の間は、正直、日本で大地震でも起こるのではないかと本当に心配していたのだが、杞憂に終わった。
日常生活モードに戻って、私は、東京での講演活動に専念する日々を送ってきた。
八ヶ岳では人と接することを極力避けて、森や樹木に守られ、静かに感性を研ぎ澄ますことに徹する私だが、それはあくまでも「八ヶ岳ライフ」に限定してのこと。
我が社のお客さんと会ってコミニケーションを取ることは、勉強になるし大好きなんだよね!
それに、スーツ&ネクタイ姿で仕事をすると、やっぱりちょっと身が引き締まる思いがする。
我が社(私)のドレスコードでは、八ヶ岳での仕事の際には、どんな場面でもスーツは着用しないと決めている。
対照的に、東京での講演を中心とした「対面ビジネス」は、たとえ気温が40℃を超えていようが、スーツ&ネクタイの完全着用を貫く規定なのだ。
まあ、お目に掛かる方のほとんどが、銀行の社長、頭取以下役員さん達なので、当然の身嗜みではあるのだが…
デュアル・オフィスを効果的に機能させる上で、両拠点のITを中心としたビジネス環境を統一する事はとても大切だと感じており、現在では、ほぼ完璧な状況にある。
一方で、デュアル・ライフをエンジョイする上では、それぞれの拠点でしか出来ないスタイルの暮らしや仕事の仕方を確立することも大切だと思う。
コロナ禍を経た社会構造の変化の中で、仕事に関しては一段とメリハリの効いた楽しみ方が出来るようになった。
感染してもピッタリ半日の発熱で済んだ事もあるのだが、「新型コロナに感謝だな…」と感じることが最近一段と増えてきたのである。
今日の東京での2件の講演とプレスの方とのランチを終えて、今回の「対面ビジネス期間」はすべて終了。
今週末からは、また2週間ほどは八ヶ岳での仕事である!
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私の留守中も、我が社自慢のIoTネットワークが敷地内の様子をしっかりとモニターし、ちょっとした変化も記録・通知してくれる。
ゆえに、自宅にいても八ヶ岳の本宅やオフィス外部の状況は大袈裟ではなく、手に取るようにわかるのだ。
実は、昨晩、ちょっと気掛かりなことがあった。
前回撤収日の前日(9月15日)の夕方、敷地内を散策していたら、ツリーハウス建設予定の三角地内に見慣れぬ「穴」を発見したのだ。
あれっ? 今年2回の芝刈り・草刈りの際には、こんな穴なかったぞ!
我が家の庭は「野生動物の楽園」である。
鹿軍団を筆頭に狸に狐、野良猫や栗鼠、その他正体不明の動物など、野生動物監視カメラに録画された映像は数知れず。
日常生活に溶け込んだ風景なので、最近は『八ヶ岳稿房』でわざわざ紹介する事も無くなった。
でも、こんなにはっきりとした「巣穴」らしきものを発見したのは初めてだった。
ここで「森林インストラクター」でもある私は想像を巡らした。
この巣穴は、穴熊か狸(所謂、同じ穴の狢)に違いない。
早速、どっちか確認しなくちゃね!
すぐに、対鹿軍団用の「トリグラフ護衛隊群」の中から「ホークアイ」を巣穴脇に移動、24時間体制で監視を始めたのであった。
その後、昨晩までは「動物感知」のアラートはなかった。
最初のアラートが届いたのは、午後10時過ぎ。
すぐに、うるちゃんでアラート画像を確認すると正体不明の動物の尻尾らしきものがカメラの前を横切る画像が記録されていた。
なんか随分と長くて太い尻尾のようだな…
だが、次の画像は明らかにカメラに異常が発生したことを伝えていた。
どうやら、この動物にカメラが倒されてしまったようなのだ。
オイオイ、かなりの重さのある移動台に固定しているので、簡単には倒すことなんて出来ないはずだぞ。
野良猫の類でないことは明らかだった。
この画像の尻尾の長さだとハクビシンの可能性もあるな…
謎が一気に深まった。
いずれにせよ、この謎の動物が我が社(家)の領土内に侵攻し、ホークアイに対して先制攻撃を仕掛けてきたのは事実である。
今朝のホークアイの画像を確認。
やっぱりカメラが倒されているのは間違いなかった。
この瞬間、今日2023年9月22日は、この謎の野生動物との『八ヶ岳地下防衛戦』開戦の日に決定した。
鹿だろうが、スズメバチだろうが、狐狸の類だろうが、人間舐められたらおしまいである。
なるべく陰湿な方法で追い出してやるぞ!
穴熊や狸を許可なく個人が捕獲・駆除することは「鳥獣保護法」禁じられているが、追い出すのはOKなのだ。
でも、地下に巣を作った動物とは、どう闘えばイイのかな??
私にとって「八ヶ岳ライフ」は、様々な脅威との「闘い」の歴史でもある。
それがまた、とっても楽しいんだよね!