私だって、やれば出来るさ… ピンク・ネペンテスを作ってみた

日が長い事をフルに活用し、今日も午後3時半から庭仕事を始めた。

今日の予定は、今回の滞在中2回目の「蜂の巣探しと早期駆除」である。

本宅とオフィスの軒先ばかりでなく、ウッドデッキの下や敷地内の樹木、我が家との境界線に近い財産区林までも丹念に探したのだが、ちっぽけなアシナガバチの巣すら発見する事が出来なかった。

大袈裟でなく「八ヶ岳ライフ24年目にして初めての(嬉しい)変事」である。

庭の木々も含めて敷地内を丹念に探したのだが、結局、蜂の巣を1個も見つける事が出来なかった。嬉しい変事、椿事かな?
う~ん、財産区林に下りていっても蜂の巣どころか、蜂の姿が見当たらないな…

やっぱり、昨年から社主さまが仕掛けたスズメバチの女王蜂殲滅器「ピンク・ネペンテス」の効果なのであろう。

ちなみに「ネペンテス」とは「捕虫(食中)植物」である『ウツボカズラ』の学術名である。

大活躍のピンク・ネペンテスであるが、実は、現在、我が家の敷地内には1個も設置していない。

前回社主さまが仕掛けた2個は、最終的にスズメバチを中心に20匹近くの蜂を捕獲・殲滅。

誘因液も底を付き、見た目は、はっきり言って「グロテスク」になった。

そこで、社主さまがOL時代のお友達と八ヶ岳にやってくる前日に、撤去・廃棄。

社主さまの今回の滞在は2泊3日であったが、お友達との外出で忙しく、結局、新しいピンク・ネペンテスを仕掛ける事なく自宅に帰ったのである。

蜂との闘いは、まだまだ序盤戦。ここで気を抜くとしっぺ返しが怖い。

八ヶ岳ライフでは、ちょっとした気の緩みがトラブルにつながる事は、先日の「グアカモーレ」の悲劇で証明済み(https://triglav-research.com/?p=46052である。

そんなわけで、見よう見真似で、私がピンク・ネペンテスを2個、仕掛けてみる事にした。

社主さまの仕掛けと、その成果を詳細に観察していたので、いくつか私なりの知見のようなモノがあった。

「カルピス 完熟巨峰」は間違いなく蜂(特にスズメバチ)の大好物である。
 ケチって希薄するよりも、原液のまま誘因液にした方が効果は大きい。
③ 巨峰カルピスにみりんとか料理酒とかを混ぜると誘引効果がアップする傾向がある。
④ 2リットルの大型ペットボトルよりも、500~600ccのペットボトルの方が、何故か、これまでは蜂の捕獲数が多かった。理由は不明だが、誘因液の香りがより濃密になるのかもしれない。
⑤ 溝の加工があるペットボトルは、蜂が溝を使って逃げだそうとするので危険。
⑥ 柔らかめの素材のペットボトルは何者かに破壊された。炭酸飲料の固いペットボトルの方が安心できる。
等である。

さあ、ピンク・ネペンテスの仕掛け作業開始だ!

巨峰カルピスは元々あったので購入の必要は無し。

私はアルコールは一滴も嗜まないので、昨日、コンビニで日本酒の小さなパックを1個購入済み。

ペットボトルは、お気に入りの「ゼロペプシ(600cc)」が最適と判断。捨てずに2本だけキープしておいたのだ。

ピンク・ネペンテス作りスタート。と言っても、材料はこれだけ。日本酒の「鬼ごろし」って凄いネーミングだな!
鬼ごろしは1パック 180ccで100円だった。日本酒って安いんだね。1回も飲んだ事ないので知らなかった。2個のペットボトルに90ccずつ入れた。
カルピス巨峰味の香りって強烈なんだよね!日本酒と混ぜるとさらに甘い香りが強くなった。スズメバチが好む理由がわかるな…
切り込みはカッターでエイヤの世界だな。社主さまは正方形の切り込みだったが、私は六角形で差別化。
日本酒とカルピス巨峰味を混ぜて、ペットボトルに切り込み入れるだけなんで、5分程で作業完了。さあ、仕掛けに行こう!

昨日の「ブルーベリーさんのお家」と異なって、あっと言う間の作業である。

日本酒とカルピスを混ぜただけで「誘因液」は出来上がり。

1個のペットボトルに2つの切り込み(誘引口)を入れて、もう完成。

5分程の作業だったな…

社主さまは、ピンク・ネペンテスをいつも枕木テラス中心に設置するのだが、私は敢えて人があまり近付かない場所を選んだ。

直射日光も当たらない方がイイんじゃないかな。

1個目はオフィスウッドデッキから見下ろす位置にある木に仕掛けた。
1個目は「木陰のピンク・ネペンテス」がコンセプト。
2個目は敷地西側の三角地、財産区林との境界線に近い木に仕掛けた。
2個目は「森の中のピンク・ネペンテス」。社主さまの設置場所とは、周辺の環境がまったく違う。これも差別化さ!

昨日は、3時間半の作業だったが、今日は蜂の巣の探索とピンクネ・ペンテス作りと仕掛けを含めても30分程で終わってしまった。

私バージョンのピンク・ネペンテスも成果を上げてくれるだろうか?

そうでないと「何でもやる(出来る)嫁」に、ますます頭が上がらなくなるな…