富士見町に大雪警報が発令されたのは、私が目覚めた直後、午前6時10分頃だったように思う。
予想最大降雪量は25cmか…
まあ、その程度の雪ならD4であれば問題はないし(ミニパジェくんはちょっとキツいかな?)、除雪車が枕木駐車場の前まで、すぐに除雪してくれるだろう。
新百合ヶ丘の自宅で20cmを超えるような積雪となれば、さすがにちょっと慌てるに違いない。
だが、今年24年目を迎えた八ヶ岳ライフでは、50cmを超えるような積雪を何回も経験している。
八ヶ岳では積雪に対する備えも心構えも、それなりにできているのだ。
一番心配なのは、降雪による赤松の倒木で、電線が切断されるなどして起こる「停電」である。
その時は薪ストーブのまっき~団長と大小2台の電池着火式だるまストーブに頑張ってもらおう!
私は「ハイテク&デジタル機器大好き人間」だが、一方でいざという時に頼りになるのは「ローテク&アナログ機器」であるという事も十分に理解している。
ここ数年は「某国の電磁パルス攻撃」を受けて、電子機器類がまったく使用できなくなった時の状況も想定して、サバイバル準備を進めてきた。
その際に映画「サバイバルファミリー」がとても参考になったのだ。
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夫婦は似るものなのか、似た者同士が夫婦になったのかは定かではないが、我が家の社主さま(家内)も用心深い性格で、そして行動が早い。
「雪が本格的に降り出す前に、余裕を持った食料品の買い出しとゴミ出し等を終えてしまいましょう!」との社命が下った。
こういう時に、早朝5時から深夜1時迄営業している「西友」と365日ゴミ出しできる「富士見高原別荘地区ゴミステーション」は便利である。
7時半前には西友に買い物に出掛け、朝の9時前にはゴミ出しも終えてしまった。
さあ、これで今日はオフィスで仕事に集中する事にしよう!
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ちょうどゴミ出しに出掛けた頃から、雪が本降りになってきた。
11時過ぎに朝の仕事が一段落。
オフィスの窓越しでもかなりの雪が降っている事が確認できた。
空気の入れ換えのためにオフィスの窓を開いて、ウッドデッキに出てみた。
もう2~3cm位積もったかな?
昨日の時点では、敷地内の雪はすっかり解けていたので、すべて今朝になって積もった雪である。
本宅の方を見ると、薪ストーブの煙突から白い煙がたなびいていた。
雪と薪ストーブの煙って、お洒落な組み合わせだな…
そうだ、今の内に野鳥のレストランにタップリ給餌しておこう!
ついでに、雪が深くならない内に庭をちょっと散策するか…
雪は音を吸収するようで、庭も財産区林の森も驚く程に静かだった。
そして穢れを洗い流すかのような白さがひたすら美しい。
映画「アラビアのロレンス」の中で、主人公のT.E.ロレンスが「砂漠は清潔だから好きだ(It’s clean.)」と答えるシーンが頭に浮かんだ。
私は、雪の清潔さに惹かれるな…