オフィスの2台のデスクトップPCの背景には2つの窓がある。
仕事をしながら敷地内の四季の移ろいを愛でることが出来るように設計・配置したものだ。
新緑、盛夏、雪の季節とそれぞれの味わいがあるが、1年の内で私が最も好きなのは、やはりこの時期だ。
特に、色付いた広葉樹の葉がはらはらと舞い散る光景は美しく、仕事の疲れを癒やしてくれる。
と、思ったが、今日は完全休養日でまったく疲れていなかった。
今日の午後には次男のフィアンセのSちゃんが小淵沢駅に到着する。
夜には、次男が赴任先の名古屋からやって来る。
明日から社主さまと3泊4日の八ヶ岳テニス&紅葉狩り合宿である。
そんなわけで、社主さまは大忙しだ。
今日は、私は朝から「たてしな自由農園原村店」⇒「ツルヤ茅野店」⇒「西友富士見店」と買い出しのお供。
私だけでなく、社主さまも「人混み回避派」なので、自由農園とつるやについては、それぞれのお店の開店時間と同時に買い物を開始してサッと済ませるという「我が家独自のスタイル」で対応。
3店回って感じたのだが「大規模リニューアル後」の「西友」が個人的には好きだな。
自由農園とつるやは「決済手段」が時代遅れで、見ていてまどろっこしい。
今時「人海戦術」のレジかよ…
レジで小銭を数えながらチンタラ支払いをする客が前に並んでいたら、私はすぐに不機嫌になる。
それが表情に出るので、社主さまは決して私をレジに並ばせる事はしない。
段ボール箱を用意してサッカー台で待つのが私の役割なのだ。
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買い物から戻って昼食を終えた後、私は Spotifyのプレイリストの整理をする事にした。
10年前に会社設立した頃は、CDの楽曲をダウンロードした iPod クラシックとBOSEのサウンドシステムの組み合わせが唯一無二のパートナーだった。
現在は、Spotify や Amazon Music 等のオーディオ・ストリーミング・プラットフォームと AlexaちゃんやGoogle嬢、或いは、銀河軍団の様々な組み合わせをその時の気分で選んで言葉で指示を出す。
本当に便利な時代である。
今日は、Andre Gagnon、George Winston、Secret Garden、Schroeder-Headz に 宮本文昭等々、「八ヶ岳での仕事の際のBGM」のお気に入りアーティストの楽曲を「秋冬モード」に切り替えた。
「八ヶ岳ライフ」において「お気に入りの音楽」は欠かせない存在だ。
先日、アウトドアスピーカーをBOSEの SoundLink Revolve から EcoLanternへと切り替えたが(https://triglav-research.com/?p=40928)、八ヶ岳オフィスにおけるスピーカーは、依然として「BOSE系が主流」である事に変わりはない。
3種類のスピーカーがそれぞれ別ラインのPC、タブレット、スマートスピーカー等と連携しており、状況に応じて使い分けている。
だが、そんな「BOSE王国」にも翳りが見えてきた。
先に述べたように、まずは アウトドアスピーカーが自宅使用へのコンバートと言えども、八ヶ岳から撤退。
それに、実を言うと、現在、仕事の際のBGM用にもっとも使用頻度が高いのは、Google nest miniのペアなのである。
1台は、元々、You Tube Premiumのおまけでただで貰ったものだし、追加の1台は割引セールの時に4,000円程で購入したはずだ。
2台で4,000円のスピーカーシステムと考えると、その何倍もする BOSEスピーカー群と音質は勝負にならないと予想していたのだが、ところがどっこい…
ログハウスの壁掛け効果なのか、私がデスクワークする際の頭(耳)の位置に合わせたセッティング効果、はたまた、約280cm離したスピーカーの間隔効果であるか定かではないのだが、音の広がりが素晴らしい。
Googleには失礼かもしれないが、「想定外のめっけもの」となっている。
最近感じるのだ。ブランドや価格と実際の品質が一段とリンクしない世の中になったなと…
やはり「目利き能力」が問われる時代なのであろうか?
by『八ヶ岳稿房主』