11月19日の午前7時過ぎに八ヶ岳オフィスに出社。
八ヶ岳での約1ヶ月間の「決算分析山籠もり期間」がスタートした。
決算分析期間において重要なのは「初動」である。
ここで美しいストーリーと無駄のない分析フォーマットを構築することが出来るか否かが、その後のアウトプットの出来映えを大きく左右することになる。
そんなわけで、最初の2日間はオフィスで仕事に没頭。
それなりにお洒落な枠組が出来上がったので、一昨日からは「1日2時間」を目安に、仕事の合間に「冬支度」も進めることにした。
————
異常気象が常態化しつつある八ヶ岳においても、今年の異常さは際立っている。
秋以降も異例の暖かさが続いていたが、私が出社した19日の早朝には、最低気温はマイナス3.9℃を記録。
過去1週間の外気温推移を暖冬であった昨年と比較してみた。
今年は最高気温が18.8℃、最低気温がマイナス3.9℃。1週間の平均気温は5.5℃だ。
これに対して昨年は、それぞれ17.6℃、マイナス2.3℃、4.2℃であった。
平均気温が1.3℃高いのは驚きであったが、それ以上にビックリしたのが、最高気温と最低気温の「気温差」である。
今年は、なんと22.7℃ (°0°) 昨年は、19.9℃だから、気温差が2.8℃も拡大したんだ…
気紛れな八ヶ岳の気象(天気)が、さらに荒っぽくなって予測が困難な状況になりつつある。
最近の私の講演では「(高)ボラティリティーの時代」という言葉を好んで使っている。
ボラ(リスク)が異常に高まっているのは、金融市場だけでなく、気象(自然)環境においても同様なんだな!
————
私が、それなりの投資をして「トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所」を運営しているのは、スマートに「八ヶ岳の四季の移ろい」を楽しむためだ。
この時期であれば「冬支度」をどんなタイミングで、いかなる手順で進めるかを決める上で、蓄積してきたデータは極めて有用である。
数ある冬支度の中でも、最も重要なのが「落ち葉処理」だ。
2,000㎡の敷地内に降り積もる広葉樹の落ち葉の量は半端ではない。
作業が早過ぎれば後から落ち葉が降ってきて意味は無いし、遅すぎて雪が降って落ち葉が凍結すると、ブロア作業に手間取ることになる。
最悪なのは、ブロア作業が出来ないままに冬を越してしまうことであり、春を迎えた時に、落ち葉が残ったままの庭の醜悪さ(だらしなさ)に唖然とする。
私も25年の八ヶ岳ライフで1回だけ、そんな失敗をした事があるのだ。
————
例年であれば気象観測所の定量的データと「ある定性的指標」をベースにブロア作業の開始日を決める事になる。
定性的指標とは、敷地内の広葉樹の中で落葉が最も遅い「カリン」の葉が完全落葉することである。
だが、今年はカリンの葉は、まだほとんど落葉していない。
昨年は、11月26日にほぼ落葉が終わったので、ブロア作業にGoサインを出したんだよね!(https://triglav-research.com/?p=47774)
今年は、この様子だと完全落葉は12月の初旬になりそうだ。さあ、どうしようか?
結局、今年は、気象観測所のデータが示す「気象リスクの異常な高まり」を重視して「早めの作業」を行う事に決定!
————
一昨日の昼前に、エンジンブロア2台をオフィスの地下室から運び出して「ブロア作業」を開始。
今回は8月の手首骨折以来、庭仕事やDIY作業から遠ざかっていた社主さま(家内)も完全復帰。
彼女専用のハスクバーナのエンジンブロアを使って、一気に落ち葉処理を開始した。
敷地内の落ち葉処理は、昨日のお昼前までに丸1日の作業でほぼ完了\^^/
もっとも作業量は、社主さまが9割、私が1割程なので、自慢は出来ないのだ。
「何でも出来る嫁」の完全復活にひたすら感謝である!
昨日のランチはブロア作業完了記念で「中村農場のササミチキンカツ定食」を味わった。
もう中村農場通いは、八ヶ岳滞在中の「恒例行事化」しているのだ。
————
今朝の八ヶ岳オフィス界隈では「霜」が下りた。
私の八ヶ岳滞在中では、今年の冬の「初霜」であった。
メインウッドデッキに降り注ぐ朝陽は、美しく、そして優しい。
オフィスの上には、八ヶ岳ブルーの空が広がり「素晴らしく爽やかな朝」だ。
通常であれば冬支度の「最終局面」となる落ち葉処理を先行して終えたため、私にはまだまだやらねばならぬ作業がいくつも残っている。
社主さまは、午前9時前に武川にテニスに出掛けて行った。
今日は土曜日だが、私は午前中は決算分析作業を続ける予定だ。
我が家にとっては「これが八ヶ岳ライフ」なのだ!
— One Life, Live It !