ゲスト滞在記(七・結) — 日曜日「宴のあと」の朝

三男夫婦は昨日の午後1時過ぎに八ヶ岳を離れた。

滞在中の最後の夜は、恒例のBBQ。

三男はビーナスラインをドライブ中に、偶然、バイクツーリング中の大学時代の友人に接近遭遇(奇跡だな…)。

その友人U君も、急遽、BBQに飛び入り参加する事になった。

U君は海上自衛官で、聞けば護衛艦「いずも」にも一時乗艦していたという。

「空母 いぶき(いずもがモデル)」大好き人間の私としては、とんでもなく嬉しいゲストとなった。

三男やU君など、金融とはまったく無関係の領域で働く若者の話を聞くのは、例外なく楽しい。

対照的に、ここ数年、同年配の人と話をしていると「面白い人とそうでない人の差」がはっきりとしてきたように思う。

この差って何なのかな?

同年配でも、某地域銀行の関係会社の社長をしながら、日本でも有数の「鉄道ジオラマの巨匠(https://youtu.be/wxHs0rIuobk)」と呼ばれるH氏などは、目がキラキラ輝いている。

話の内容は新鮮で本当に面白いし、彼の作品の素晴らしさにはいつも感動する。

きっと「複線型人生」と「誰にも負けないトンガリを持つ」— これが「人生100年時代」のキーワードなのだろう!
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三男の滞在中、彼に手伝ってもらって、私は「枕木駐車場」の補修作業を終える事が出来た。

鉄道枕木が我が家で「第二の人生」を迎えて、既に23年が経過。

当然ながら、朽ちて使用不能になるモノもある。

350本調達し、その中には補修用として確保した分もあったのだが、そろそろ在庫が尽きてきた。

枕木駐車場では、今回3本が完全使用不能状態。

車止めに使っていた枕木をコンバートするなどして、なんとか補修を完了。

3本の枕木が使用不能になったため、車止め用の枕木をコンバートして枕木駐車場を補修した。車止め用には「ニセ枕木」を使用。本物の枕木を調達するのは一段と難しくなってきている。
朽ちて中が空洞状態になった枕木(写真1番上)。こうなるともう駐車場には使用不能。プランターとして再生利用しようかな?
この2本の使用不能枕木はどう使おうか?端切れ部分は焚き火材しかないな…

人もモノも大切なのは「引き際」「散り際」の美しさである。

頑張ってくれた枕木にどうお洒落な「最期のステージ」を用意してあげようか?

まだ、思案している。
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今朝は、朝から焚き火台・BBQ台のメインテナンス、山栗の実拾い、ブッドレアの花穂の剪定等々、庭での作業からスタート。

ほぼ毎日大活躍の焚き火台(左)と それに比べると休暇の多い BBQ台(右)。貢献度に差はあるが、今朝は共にメインテナンスデイだ。
枕木テラスに落ちた山栗の実を掃き集めたら、あっと言う間にバケツいっぱいになった。
ホワイトブッドレアはまだ1ヵ月以上は開花期が続くだろう。
ブッドレアは花穂だけではなく、来年も見据えて枝の伐採も行った。

一昨日は社主さまが4セット、昨日は私が2セットの草刈り・芝刈りをしたので、敷地内はサッパリとしている。

今年2回目の敷地内一斉の草刈り・芝刈りを一昨日(社主さま)、昨日(私)と分担して行った。
社主さまがひとりで芝刈り・草刈りしたお庭のフラットスペース(約200坪)。今回の草刈り・芝刈り作業量は、社主さま 2 : 私 1。これは、私が枕木駐車場の補修作業をしたためであり、私の仕事が遅いわけではない。

今回の八ヶ岳滞在中の「朝のお庭珈琲」は何回かアイス珈琲に浮気した事があった。

でも今朝は、ホット珈琲が一段と美味しい。

今日は、ホット珈琲を本当に美味しく感じたな…人間の身体は、気温変化に敏感だと実感する。

何となく「宴のあと」という言葉がピッタリの日曜日の朝である…

 

by『八ヶ岳稿房主』