八ヶ岳完全単独滞在は今日で8日目。
単独滞在していると、自分がいかに「食にこだわりのない人間」であるかを実感する。
全国47都道府県の地方銀行を講演で飛び回り、各地の美味しい(かつ有名な)料理をご馳走になるという日々を2007年~2020年まで14年近く続けた。
どこの料理も食べたその時は「本当に美味しいな!」と素直に感じた。
だが、じゃあもう一度わざわざ食べたいなと思うような料理(お店)が有ったかというと、14年間で3~4店しか思い浮かばない。
所詮は、その程度のモノなのだ。
飽きる事無く、本当に美味しいなといつも感じるのは、社主さま(家内)の手料理だけだ。
その社主さまがいない「単独滞在」となれば、当然ながら私の「食に対するこだわりや思い」は完全に消失する。
この8日間、朝食は、珈琲、マヌカハニーと冷凍フルーツをトッピングしたヨーグルトに自家製黒ニンニク1片。
昼食と夕食はすべてコンビニ調達。
昼食はサンドウィッチ、夕食は「ざる蕎麦」か「そうめん」に、おにぎり1個。
おにぎりは、基本は「赤飯」か「カニかま寿司」だ。
サンドウィッチの種類と蕎麦、そうめんと2種類のおにぎりの組み合わせを変える事を除けば、ひたすら同じパターンの繰り返しだが、別に飽きない。
むしろ仕事に集中するための「仕事飯メニュー」としては「完成形」に近いのではないかと思う。
今回に限らず、夏場の単独滞在期間中は、もう7~8年は似たり寄ったりの状況が続いているのだ。
美味しいものは、社主さまが一緒の時に(外食を含めて)味わえば良いのである。
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だが、今朝、困った事態が発生した。
ヨーグルトにトッピングする冷凍フルーツが切れたのだ。
例年であれば、この時期は我が家のブルーベリーをトッピングするのだが、今年は何故か全滅。
その代用として、冷凍のブルーベリーやアップルマンゴーをトッピングしていたのだが、前回の買い出しの際に購入を失念していたのである。
単独滞在の朝食には「ちょこっとだけでもフルーツ必須」がルーティン化しているので、これを破るのはちょっとな…
え~い、1番近いお店に朝食の買い出しに出掛けよう!
我が家にとって、1番近い商業施設は「カントリーキッチン」だ。
歩いて2~3分なので、気軽に「あの美味しいパン」を買う事が出来る。
開店時間は午前9時。さすがに開店直後ならば「行列待ち」はないだろう。
8時55分に、珈琲マスターをセットしてオフィスを出た。
すぐにカントリーキッチン着。数えてみたら歩数で約250歩、要した時間は2分30秒程だった。
うん、やっぱり近いな…
予想に反して、開店待ちのお客さんが6名(2組)いたが、これなら開店と同時に入店できそうだな。
2分程開店待ちをしている間に、上手い具合に店外で販売する葡萄や桃がちょうど入荷した。
迷わずシャインマスカットを購入。これでフルーツも調達できたぞ!
パンを選ぶのにチンタラ時間を掛けるなんて性に合わないので、お気に入りのパンをさっと選んで、PayPayで支払いを済ませた。
店内にいた時間は2分程かな?
オフィスに戻る際に駐車場を見たら、続々と車が入って来た。
相変わらず凄い人気だな…
オフィスに戻ったのは、9時5分。きっかり10分の「朝食買い出し」となった。
オフィスのドアを開けると淹れ立ての珈琲の香りがした。珈琲マスター、ご苦労様。
今日は、オフィスウッドデッキのガーデンベッドに寝転んで、TVを観ながらの朝食にしよう。
残念ながら曇り空だが、風の通り道を優しい風が吹き抜ける。
間違いなく「秋の気配」が漂いつつある。
来週は三男夫婦が八ヶ岳滞在予定なので、この土日は仕事をして、週後半を休日にする予定だ。
さあ、仕事を頑張るぞ!
ふと「温かいご飯」を久しく食べていない事に気が付いた。ああっ、なんか味噌汁も飲みたいな。
自分が「日本人」である事を意識するのはこんな時だ…
by『八ヶ岳稿房主』