幸せや喜びを感じる瞬間なんてのは、人それぞれで、正に千差万別であろう。
私の場合は、些細ではあるが、オフィスのデスクで仕事をしながら、窓越しに樹木の四季折々の変化を眺める事に幸せを感じる。
特に、目覚めてすぐにブラインドを上げ、眼下に広がる庭の木々の光景を見る瞬間の喜びは格別である。
新録、紅葉、雪景色とその味わいは様々であるが、「青葉の候」のこの時期は、すべての木々に漲る活力が私にも伝わってくるような気がする。
さあ、今日も1日を楽しむぞ!
「週末 プチDIY」の2日目は、枕木スロープからオフィスエントランスへと続くアプローチに「防草シート」を敷く作業を予定していた。
我が家の敷地内で私や社主さまが移動する「屋外の動線」には、すべて「枕木」や「ウッドデッキ」を敷設してある。
唯一の例外がこのオフィスへと続くアプローチであり、Yの字型を歪める形で淡いピンクのガーデンストーンが地面に直接撒いてある。
その周辺には、私が溺愛する大小約30種類のホスタさん達が点在するのである。
地面にガーデンストーンを撒いただけなので、これからの時期は雑草も生えてくる。
何よりも嫌なのは、冬の間に霜柱が立った後の影響で、ピンクのストーンと土が混ざり合う部分がある事だった。
これは新百合ヶ丘自宅の庭では起こり得ない現象である。お洒落じゃないんだよな…
毎年、同じ色のガーデンストーンを追加購入して、土が混ざった部分を覆ってきたのだが、対症療法的でどうもスッキリしなかったのだ。
そんな折、社主さまが、お気に入りのDIY系YouTuberが、防草シートの上に砂利を敷き詰めてアプローチを作成した動画を視聴。
「オフィスのアプローチにも防草シートを敷いてみたら」とアイデアを授けてくれた。
今年はまだ追加のガーデンストーンを購入する前だったので、ダメもとで初めて「防草シート」なるものを購入したのである。
防草シートを敷く前の下準備は、私が網戸の張り替えをする間に、社主さまが終えていた。
そんなわけで、デュポン社製の素材を使ってルクセンブルグで製造されたという「ちょっと怪しい組み合わせ」の防草シートの敷設作業を開始した。
作業は至ってシンプル。
防草シートをアプローチの形に合わせてカットして、長さ20cm程度の金属製の杭(釘?)を打ち付けて固定するだけ。
その上に、ガーデンストーンを撒くだけなので、作業そのものは、社主さまと2人で1時間ちょっとで終わってしまった。
こんなにシンプルな素材と単純なやりかたで本当に効果があるのかな?
正直、ちょっと疑問なのだが、大したコスト負担(1m × 10mで4,000円弱な上、3分の1以上余った)ではないので、上手くいったらめっけ物である。
——
明日から八ヶ岳は雨続きのようなので、週末に予定していた2つのプチDIY作業を終える事が出来て満足である。
午後6時半からは、社主さまと「鹿の湯」通い。
約1時間、ゆっくりと温泉に浸かりながら、「もう梅雨入りかな?」なんてボンヤリと考える。
梅雨の前に、「TICKET TO THE MOON」のお外ハンモック(https://triglav-research.com/?p=35476)に揺られながら読書を楽しみたかったな…
こうして「八ヶ岳ライフ」における「久し振りの通常の週末」が平穏に終わった。
by『八ヶ岳稿房主』