「新緑の候」となり、我が宿敵『鹿軍団』は食料に困る事はなくなったはずである。だが、奴らの我が家の敷地内への侵入が止む気配はまったくない。
これは気のせいではない。実は、今回の八ヶ岳滞在期間中は、野生動物監視用の移動型カメラMPSC-26の配置場所を毎晩変えて、庭に侵入して来る鹿軍団を様々な角度から観察するようにした。
その結果、連日連夜(1日も欠かすことなく)我が家の庭で好き放題する鹿軍団の画像がウンザリする程、大量に記録されていたのだ。
それを裏付けるように。庭のあちこちに真新しい鹿の糞が残されている。
夜の「お忍び行動」だけに限らず、最近は我が家の庭に隣接する財産区林を群れで日中、悠々と移動する光景も何度も目にしている。
財産区林はまるで「台湾海峡」のような様相を呈しているのだ。
そんな鹿軍団の「示威行動」に対して、残念ながら我が社(家)は「専守防衛」に徹するしかない。
それも「100均部材で作った防御柵」及び「結界石《改》」という旧世代型の防御策で何とか被害を食い止めている状況である。
だが、反転攻勢のために新たに配備する予定であった防御策の部材が、漸く、本日すべて用意できた。
本来は、今回の八ヶ岳滞在の初日には調達する計画であったものが、GWの関係で遅れたのである。
「木酢液20リットル」と「パークチップ12リットル」、「動物撃退器」2機。これらと既存の防御策や部材を組み合わせて、鹿軍団の領土侵犯を絶対阻止しようと考えている。
今回調達した部材は「第1次配備」であり、対鹿軍団の効果を確認できた段階で、さらなる追加配備をする予定だ。
それにしても、鹿軍団の存在感(脅威)が、年々、高まりつつあるように思える。
生息域や活動域が広がっていると言うよりも「個体数」が増えているんじゃないだろうか?
まあ日本には、ほとんど「天敵」がいないのだから、当然かもしれない。
だが「鉢巻道路周辺に生息する鹿軍団」には、天敵らしきものが存在する。
GWや夏休みなど、観光シーズンに鉢巻道路を暴走する「一見系の観光客」である。
鉢巻道路を頻繁に横断する鹿軍団のことを熟知している地元の人やセカンドハウス族であれば「鹿除け可能な速度」でちゃんと走行する。
だが、それを知らぬ観光客は、無謀とも言えるスピードで鉢巻道路を走行し、鹿軍団と「衝突」する。
これまでそんな光景を何度目にした事か…(https://triglav-research.com/?p=23876)
昨年のGWは、そんな無謀運転車が少なくてホッとした。
だが、昨日、今日とD4で鉢巻道路を走行した際には、制限速度を大幅にオーバーして走行する車に何台も遭遇した。
そんな「品格無き車」とすれ違う場合、私はナンバーを読み取って「陸運局名」をわざと声に出す。
「品川」「横浜」「多摩」「習志野」「湘南」… これは、今日の昼前に実際に読み上げた名前だ。
やっぱり「他県ナンバー」ばかりじゃないか!
宿敵ではある鹿軍団だが、無謀なドライバーが運転する車に轢かれるなんて事は絶対にあってはならない。
鉢巻道路を無事に渡って来いよ! それから私とガチの「知恵比べ」だ。