昨日と今日は雨模様との天気予報だったのだが、終日雨だった昨日とは違い、今日は目まぐるしく天気が変わり、形容しがたい1日となった。
薄日が射したと思ったら、急に雨が降り出したり、雪らしきものもパラついたり、いきなり強い風が吹き付けたり…
強いて言うなら「節操がない天気」、英語表現ならば、Four seasons in one day てな感じだろうか。
我が家の異形のソメイヨシノも、この移り気な天気に惑わされたようで、結局、一気に開花が進むような状況には至らなかった。
こんな天気ではBBQも庭仕事も無理だよねという事になり、今日は私も社主さまも終日外出せずにオフィスや本宅でノンビリと過ごす事に早々と決定。
そのまま穏やかな1日を送る予定だったのだが、魔が差してしまった。
午後3時過ぎになって、八ヶ岳ブルーの空が広がり、風も弱くなってきたので、ちょっと庭仕事をしようかという気になった。
楓3姉妹の移植の前に、劣化が進んだシュガーメイプル(サトウカエデ)の鹿除け防御柵だけでも作りかえておこうと考えて、部材一式を揃えて3時半過ぎから作業を開始。
だが、古い防御柵を撤去し終えた頃から、再び風が強まって、震えが来る程に寒くなってきた。
GN20Uでオフィスウッドデッキの午後4時過ぎの外気温をチェックしたらマイナス2.1℃。風が強いために体感気温はマイナス10℃位の感覚だ。
しかし、新しい防御柵を作り終えねば、大切なシュガーメイプルは鹿軍団に対して無防備な状態で夜を迎える事になる。
鹿軍団の大好物である「楓系」の中でも、シュガーメイプルは別格だ。
苦労して手に入れた苗木を庭に植えたその晩に、すべての葉を毟り取られた悪夢が脳裏をよぎった。
どんな事があっても新しい防御柵だけは作り終えねばならないと覚悟を決め作業を続けた。
だが、いつもであれば30分程で終える事の出来る作業が手がかじかんで進まない。
20分も作業をすると、奥歯が寒さでガチガチ鳴り始めてきた。作業を進めたくても身体が思い通りに動かない。
冗談抜きで「生命の危険」を感じ、30分程で一旦作業を中断。オフィスに戻ってホットココアで身体を温め10分程休憩。
再び作業を始めて結局、5時前に何とか極寒の中での作業を終了。
簡単な防御柵を作るだけなのに50分以上も時間を要した。
大袈裟ではなく、意識が遠のきつつあったので廃材の片付け等は諦めて、本宅に退避。
身体が温まってきたら、今度は鼻水が止まらなくなった。
昨年に続いて今年も「花粉症」はまったく発症しなかったので、久々に「鼻水の不快感」を覚えた。
やっぱり、八ヶ岳の自然環境を甘く見てはならないな…