凛とした夜桜に酔う! — 「わに塚の桜 八景」

八ヶ岳界隈での桜の開花が私が予想していた以上に早い。

そのため、ちょっと遠出をすれば、東京に続いて、今回の八ヶ岳滞在中にも満開の桜を愛でる事が出来そうな状況になってきた。

八ヶ岳での桜のお花見は、次回の出社時と考えていたので、私にとっては「嬉しい誤算」である。

とは言っても、富士見高原界隈ではまだ開花は始まっていない。そこで、北杜や韮崎の「桜の名所」の開花状況をネットで調べてみた。

さすがにまだ満開には早いかな? おやっ、韮崎の「わに塚の桜」が、ちょうど見頃(満開)のようだ。

明日はかなり天気が崩れるとの予報なので、今日が「お花見」の絶好のチャンスかもしれないぞ!

そんなわけで今日の夕方、急遽、社主さまと「わに塚の桜」を訪れる事に決めた。

八ヶ岳オフィスから一般道を走行すること約40分、午後4時45分に桜見学用の駐車場に着いた。

オフィスを発つ時は快晴だったので、八ヶ岳ブルーの空の下、あの風格の漂う桜の写真を撮影するつもりだったのだが、残念ながら現地は曇り空(天候よりも時刻の問題かな?)。

ちょっと私が期待していた光景とはイメージが異なった。

通常であれば、ここで諦めて撤収なのだが「わに塚の桜」は夜間はライトアップされる事を思い出した。

駐車場の案内係の方に確認するとライトアップは午後6時半~8時半の2時間との事。

ライトアップの開始まで、まだ1時間半近く時間があったので、ちょっと早めの夕食をとるなどして時間をつぶした。

6時20分に、今度はちょっと離れた臨時駐車場にD4を置いて、夕方とは別ルートで「わに塚の桜」に向かった。

そして、いよいよライトアップの開始時間。

ああっ、2回も足を運んで本当に良かった…

以下「わに塚の桜 八景(夜桜五景・夕方三景)」。↓

これが今回のわに塚の桜のベストショットだろうか… それにしても堂々とした美しい樹形である!
わに塚の桜がライトアップされた直後の遠景。まだ夜空が濃いブルーだ。わに塚の桜で残念なのは、すぐ近くに高圧鉄塔がある事。「無粋」以外の何物でもない。
わに塚の桜はアングルを変えて撮影すると、違った表情を見せる。これがまたイイのだ!
八ヶ岳ブルーではなくて、韮崎ブラックブルーの夜空の下でライトアップされたわに塚の桜。これも悪くないな…
樹齢330年との事だが、幹はまだ若々しく生命力を感じる。
わに塚の桜の案内板。左脇に「パワースポット」であると綴った小さな解説板が寄り添っていた。
この写真の空が八ヶ岳ブルーだったら最高なのにな… 午前中に訪れなかった事をちょっと後悔。だが、その場合は夜桜に酔う事はなかっただろう。結果オーライだな。
わに塚の桜の「巨大さ」を示す写真。見学客の背の高さと比較して欲しい。

これまで「夜桜」には「妖艶」というイメージを漠然と抱いていたのだが、「わに塚の桜」はまったく別だ。

凛とした雰囲気が漂い「孤高の桜の矜持」のようなものが伝わってくる。

この桜、私は好きだな…

 

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