今日からは八ヶ岳を離れ、自宅と東京、千葉を行ったり来たりの慌ただしい日々が続く。八ヶ岳を離れて思い出されるのは、前回滞在中に経験したある「素直な感動」である。
八ヶ岳ライフ22年目を迎えた私だが、これまで「八ヶ岳の名水(湧き水)」には、ほとんど縁も興味も無かった。
だが、2月11日、神長官守矢史料館探訪後に訪れた小淵沢の某所で、素晴らしい「湧き水」に、まったくの偶然で出会ったのだ。
その場所は「大滝湧水公園」。実際には「大滝神社」を訪れたら、そこに公園があったのである。
守矢史料館から大滝神社に向かったのは、Webで調べたら、神社内に「ミシャグジ神が降臨する大岩」があると書かれていたからだ。
それまで、この神社に関する知識は皆無。北杜市では「身曾岐神社」しか訪れた事はなかった。
ナビを設定して神社周辺に到着したのが正午過ぎ。鳥居はすぐに見つかったのだが駐車場の場所がわからず、周辺の道を少し迂回して走行したら公園らしき場所に到着。そこが「大滝湧水公園」だった。
公園内の駐車スペースからは神社の社殿が見えて、公園と神社が同一敷地内にある事に気が付いた。
D4を駐車して、ちょっと不思議な感じのトンネルを通って鳥居の場所まで戻った。ここから改めて参拝を開始。
鳥居の脇に看板があり、そこでこの地が「日本名水百選 大滝公園」である事を初めて知った。
確かに社殿に向かう道の脇の小川には綺麗な水が流れ、途中にワサビ田もあった。
社殿でのお参りを終えて、お目当ての「大岩」を目指そうと歩き出すと、途中に「湧き水」を発見。これがまあ、豊かで美しい。
「清冽」という言葉は、この湧き水のためにあるように思えた。
味わうのは後の楽しみと思い、大岩の場所まで歩いて写真撮影。オフィスに戻ってから調べてわかったのだが「大滝神社」はパワースポットとしても有名であるらしい。
だが、私はすっかり「湧き水」の美しさに魅了されてしまった。柄杓があったので水を口にした。おっ、美味しい!
まろやかで何となく柑橘系の香りがするような気がした(味覚には自信がないので気のせいかもしれない)。
すぐにD4に戻って、非常用に積んでいる500mlのボトルを取り出して湧き水を汲んだ。オフィスに戻ったらこの湧き水で珈琲を淹れてみよう。
その後、美しい水の流れを10分程眺めてからオフィスへと向かった。
まだ湧き水が冷たい内に、テーブルランドさんの「八ヶ岳ブレンド」を淹れた。
まっ、間違いなく美味しい… こんなに素直に感動できたのはいつ以来だろうか?
すぐに八ヶ岳の名水(湧き水)について調べた。えっ、こんなに近くに、こんなに多くあるの? 再び新鮮な驚きに包まれた。
春になったら、社主さまと「お外珈琲セット(https://triglav-research.com/?p=29587)」を携えて、八ヶ岳名水巡りをしようと心に誓った。
八ヶ岳ライフ22年目にして、また新たな楽しみが出来たのだ!