昨晩はちょっと遅くまで仕事をしたために、今朝目覚めたのは、早起きの私には珍しく午前7時過ぎだった。
そのまま経済紙のチェックやらマシンウォーキングを済ませ、朝の珈琲を楽しもうとしたのだが、仕事関係で対応が必要なメールが何通か届いていた。
それらを捌いて、通常の朝モードになったのは9時半過ぎだった。チェッ、いつもより1時間半以上も遅れているな…
オフィスのブラインドを開くと、素晴らしい八ヶ岳ブルーの空が広がっていた。窓を開いて八ヶ岳の新鮮な空気をオフィスに取り込んだ。
ちょっと寒いが、窓を開いたまま淹れたばかりの珈琲を味わった。今日はテーブルランドさんのバレンタイン限定ブレンドと常滑焼の珈琲カップの組み合わせだ。
傍らには、三十三番土偶札所巡り結願でゲットして、すっかりお気に入りとなった「縄文」が描かれたコースターがある。
珈琲を1杯味わったところで。昨晩から続いていた苛々が漸く収まった。
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我が社(家)は、昨年1月26日に対COVID-19のために独自の非常事態宣言を発令。この日から「With COVID-19時代」に移行した。
こんな荒んだ時代だから「他人(個人)を批判しない、悪口を言わない・書かない、最善の策は不干渉主義」を徹底しようと決めたので、対人的な摩擦軋轢や苛々感はほとんどなくなった(まあ、元々からそうだったのだが…)。
それに私がCOVID-19パンデミックの前から忌み嫌っていた「3大忌避項目」である『人混み』『渋滞』『行列待ち』に、この1年はほとんど遭遇していない。
実は「With COVID-19時代」になって、私からすれば極めて快適な(特に精神衛生上)環境が実現したのである。
昨晩までは、本当に苛々してブチ切れそうになった事は過去1年間で1回しかなかった(これは別の機会に紹介しよう)。
だが、昨晩、With COVID-19時代において2回目の「苛々暴発事象」が発生。
私は可能なことはすべて「ネットで完結」する主義を徹底している。
ビジネスにおいても出来得る限りのネット化を進めてきたが、唯一、遅れに遅れていたのが「各種行政手続」だ。
だが、GbizIDプライムによって複数の行政サービスを利用する事が出来るようになったため、行政手続も一気にネット化する方向で、昨年から動き始めた。
そして、昨晩、あの面倒な社会保険(日本年金機構)関連の年次確認申請をGbizシステムで済ませようとトライしたのである。
が… まあこの手続が、見事にわかりづらい。
ネット完結型への移行に関しては人並み以上の対応能力があると自負しているのだが、マニュアルを見なければ手続が進められなかった(初めての経験)。
さらにそのマニュアルがやたらページが多い上に、文字がズラズラと並び冗長な表現が延々と続く。どういう頭の悪い連中がこんなモノを作ったんだ (≧◇≦)
それでも我慢してマニュアルに沿って入力作業を始めた。
当然ながらこれまでの提出資料が自動反映されて、変更部分のみ入力するのだと信じていたのだが、真っさら状態からの入力を求められた。
こんなのまったく意味ないだろう!
この時点で苛々が「怒り」に転換して爆発! 「利便性・効率性」とは無縁のシステムじゃないか!!
阿呆らしいので、結局、従来通りに郵送申請することにした。今時、郵送で書類を送るなんて、社会保険や年金関連位だよな。
そんな無駄な時間を費やした事に対しての苛々と怒りが昨晩から持ち越されていたのである。
ふと思った。この国の行政は自分達の仕事を守るために、わざとDX化を遅らせているんじゃないだろうな?
そんな事を考えながら、ウッドデッキに出て深呼吸。八ヶ岳ブルーの空の下、白樺の幹が美しい。
この春に庭に移植する予定の楓の木々には「新芽」が芽吹き始めていた。
まあイイか。どうせ国の行政に対して、過大な期待は寄せてないものな(これは個人批判ではなく、行政システムに対する見解)。
こんな具合に、苛々や怒りを鎮めてくれるのも「八ヶ岳ライフ」の効用のひとつだろう。