昨日は「諏訪湖が3シーズンぶり全面結氷」とのニュースが繰り返し報じられて、ちょっと嬉しくなった。
記憶は定かではないのだが、確か、東日本大震災の前にも全面氷結しない年が2~3年続いたような気がする。
震災後に、本来は凍るべき諏訪湖が凍らないという事は「天変地異の前触れ」だったのかなと、漠然と感じた事を記憶しているのだ。
そしてまた、2019年、2020年と2年続けて全面氷結はなかった。
「何も悪いことが起きなければ良いのだが…」なんて危惧していたら、COVID-19パンデミックである。
そんなわけで、なんの根拠もない「個人的な思い込み」ではあるのが「諏訪湖の全面氷結と御神渡り」を時代が前に進み出すこと(変わること)のサインポストとして捉えようと考えていた。
まだ、御神渡りは実現してはいないが、少なくとも私(と我が社)は「見切り発車」しようと決めた。
今日は何日だったっけ? カレンダーで確認しようとしたら、その脇に飾ってある「身曾岐神社の羽子板(お札)」に目が止まった。
そう言えば、オフィスが完工した2014年の新年から、毎年「赤の羽子板」を飾っていたんだな。
7年続けて「赤」だったので、今年から「時代の転換点」という事で「紺」に変えよう!
綿密な計画も大切だが、それ以上に重要なのが「閃いたら即座に行動」する事だ。
早速、社主さまと「身曾岐神社」に向かった。
会社行事としての初詣は、既に「尖石での国宝土偶さま詣で」が終えてはいるが、神社仏閣という意味では、これが本当の「初詣」である。
身曾岐神社には、いつものように凛とした清澄感が漂っていた。
お参りの際に、久し振りに硬貨に触れた。1月5日の尖石縄文考古館の入館チケット購入以来である。
その後、オフィスと本宅用に「紺の羽子板(1枚1,500円)」を買うために、今年初めて紙幣(1万円札)を使った。
残念ながら「宗教法人」のキャッスレス対応は遅れているな…
最近、紙幣での支払いについては、ちょっと記憶がない。
オフィスに戻ってから確認したら、昨年12月11日のオリンピック記念硬貨との交換以来だった。
我ながら「キャッスレス化」については徹底している。
COVID-19による「現金支払いへの嫌悪感」も確かに強いのだが、個人的には「円」という通貨に対する信頼感も急速に揺らぎつつある。
オフィスのデスクで、改めて、1万円札をまじまじと見つめた。
今年1月10日の日銀の総資産は約700兆円。この内、国債が534兆円(総資産の76%)だ。
国債保有は当然としても、貸付金112兆円(同16%)、ETFと株式で36兆円(同 5%)、J-REITも気が付けば6,500億円まで保有が膨らんでいる。
こんなに(特に株式という)リスク資産が積み上がった中央銀行が支える「信用」なんて、ヘッジファンドが束になって壊そうと目論めば、意外と脆く崩れ去るように思えるのだ。
「新たな時代」にワクワクしてはいるが、同時に、決して甘くはない時代だろうと覚悟もしている…