「森の作法作り」再開!—BE-PAL付録の導き

昨日の夜、今回の山籠もり期間前から届いていた様々な定期購読雑誌が封も切らずに放置状態となっていた事に気が付いた(決算分析山籠もり期間恒例)。

数を数えてみたら11冊、厚さもかなりあった。そんなわけで、午後10時過ぎから一斉開封作業に着手。ほとんどが仕事関係のものだったが、趣味系では「ドゥーパ(隔月誌)」と「BE-PAL(月刊誌)」が届いていた。

表紙をじっくり眺める。よくよく考えるとこの2冊は私の八ヶ岳ライフの「導き雑誌」じゃないか…  ドゥーパは「DIY」、BE-PALはアウトドアと言うよりは「自然の楽しみ方」の先生だった。

11冊の未開封の雑誌封筒の内、ビジネス系が9冊、残りの2冊が趣味系「ドゥーパ」と「BE-PAL」か.。参ったなこりゃ。長い付き合いの「導き系雑誌」の組み合わせじゃないか…

荒川じんぺい先生の「森の三部作」の内の1冊「森の作法」に感化され、自分なりの「(八ヶ岳での)ライフスタイル(作法)」を作り上げようと思ったのは、八ヶ岳本宅購入前からなのでもう22年前(1998年秋)になる。

元々、BE-PALは1981年の創刊の頃から愛読していたが、ドゥーパはおそらく1999年頃からの購読であろう。しかしまあ、よくぞ両誌とも立派に生き残ったものだ…

「ムー」程ではないが、かなりマニアックな内容なので、こういう類の雑誌が存続するなんて、世の中、捨てたものではないなと思える。

BE-PALは数年前から電子版購読に切り替えていたのだが、今年から再び「紙版定期購読」に復帰した。「付録」がお洒落だからである。

今月号(12月号)の付録は「トラベラーズ・ダイアリー2021」だ。なっ懐かしい。まだ付録として続いていた事に、思わず感動してしまった。

ビジネスの完全ペーパーレス化に伴って、長年愛用してきた「Moleskine」と決別する前から、八ヶ岳での野鳥、植物、キノコ等の観察メモとして愛用していたこのBE-PAL特製ダイヤリーとは既に疎遠になっていた。

あれから何年経ったかな?ふと、2010年頃にBE-PALが限定200個だか300個だかで発売したダイアリー用の特製カバーを購入して、八ヶ岳専用で使っていた事を思い出した。

確かペンホルダーには、Rotring 600 3in1を刺していたはずだ。あのマルチペンは、太目でタフな上に、軸が六角形で転がらないので屋外の使用で重宝していたんだよな…

両方共、最近見た事も使った事もまったくなかった。もうこなると、カバーとペンの所在が気になって気になって仕方ない。

まずは、本宅のホビールームで捜索開始。6~7分探して、書棚の中で新書コーナーに紛れていたのを発見。

かなり使い込んだはずなのだが、カバーはまだ美しく、ホルダーに刺さったままだったペンの方も何の問題なく筆記可能だった。ダイヤリーとペンが現役だった頃の事を懐かしむ。

本宅ホビールームを探したら、書棚からBE-PAL特製のフィールドノートを挟んだ状態で特製カバーとRotring600を発見。手にするのは7年ぶりかな?そしてカバーの左隣には、八ヶ岳ライフを始めた頃、常に傍らにあった「野鳥ハンディ図鑑」が置いてあった。

カバーの右隣には、まったくの未使用状態のBE-PAL特製フィールドノート(測量野帳)5冊パッケージがあった。こうなると「啓示」の類だな…

カバーはおそらくは10年程前のものだが目立った汚れはまったく無し(素材の特性かな?)Rotring 600もすぐに文字が書ける即戦力状態。かなり(°0°)

思えば、2013年12月のセルフビルドオフィスの完工が「作法作りの集大成」のような感じになってしまい、もう7年近くも「トリグラフ流森の作法」完成に向けての歩みが滞っていた。

この間の前進は、今や八ヶ岳ライフにすっかり定着した「珈琲道」しか思い付かない。

良い機会なので「森での暮らしの作法」と「森での仕事の作法」を綴りつつ、また「作法作り」に取り組むもうと決めた!

閃きや気紛れは、いつもこんな些細な切っ掛けで訪れるものなのだ…