67日間の長きに亘った「塹壕戦」。途中、9月に誕生日を迎え、嬉しくも何ともないのだが59歳になってしまった。来年は還暦か…
「60歳代の10年間をどう生きるか」について、既に基本構想は構築済みだったのだが、COVID-19パンデミックによって、グローバルで社会構造が劇的に変わり始めた中、大幅な見直しが必要となった。
そう、「塹壕戦」とは今後10年の基本戦略を再構築するための「思索の時間」だったのである。
ヒントになりそうなネット情報や雑誌の記事など片っ端から読み漁ったが、結局、一番面白くて役に立ったのは定期購読している「HBR(Harvard Business Review)」だった。
会社購読の月刊誌を読む際には、これまでは「選択」や「FACTA」等を優先しがちであった自分を大いに反省。「水は低きに流れ、人は易きに流れる」か… これから齢を重ねるに連れて、その「逆」を意識しなくっちゃ駄目だな。
そんな事を考えながら、昨日オフィスに届いた郵便物をチェックしていたら、HBRの最新号(11月号)も含まれていた。今回のテーマは「ワーク・フロム・ホームの生産性」である。タイムリーでお洒落な内容が続く事に改めて感心する。
塹壕戦中の最大の喜びは「毎朝のブルーベリーの収穫」だった。
2014年秋に八ヶ岳の庭に地植えした6株のブルーベリーは、度重なる「鹿(とおそらく野鳥の)食害」で2017年の春先には、すべてが長さ15~20cm程度の茎のみとなってしまった。
そこで2017年5月に鉢植えに変更し、ウッドデッキの上で大切に大切にリハビリを続けて守ってきたのである。リハビリ4年目を迎えた今年、6株すべてが驚く程に沢山の実をならした。
塹壕戦のスタートと収穫期が見事に重なり、八ヶ岳滞在中の朝のヨーグルトには、毎日マヌカハニーとブルーベリーがたっぷりとトッピングされたのである。
還暦前にして初めて味わった「(継続的な)収穫の喜び」だった。
ブルベーリーが可愛くて可愛くて仕方なく、メインウッドデッキの一角に専用スペースを作って、さらに3株を追加で購入して「9株体制」としたのは前回の八ヶ岳滞在時であった。
だが、そんな「収穫の喜び」も今日が最終日。一番小ぶりな株に実っていた最後の6個の小さな実を摘んで今年の収穫は完了!
ブルーベリーさん達、どうもありがとう。来年の収穫も楽しみにしているよ!