朝から八ヶ岳オフィスで仕事をしていたら、正午過ぎにちょっと驚くような轟音が外から聞こえてきた。
映画版の「空母いぶき」ではないが「東亜連邦の侵攻か?」と思い、すぐにオフィスのウッドデッキに出て空を見上げると、超低空で大型のプロペラ機が八ヶ岳オフィスの真上を諏訪方面に飛んでいった。それも3機だ。
こんな事は21年目を迎えた我が「八ヶ岳ライフ」で初めての経験だった。そして空は典型的な「八ヶ岳ブルー」。
ふと閃いた。これは「そろそろ塹壕戦を終えて戦闘再開しなさいよ。」という啓示に違いないと…
8月1日からスタートした「塹壕戦2020 with COVID-19」は元々、その出口が未定だった。今日で早67日目(9週+α)。途中に3回計約3週間の「講演週」と2泊3日の裏磐梯旅行を挟んだものの、この間、6週間以上は八ヶ岳で過ごした事になる。
仕事以外の会食は厳禁、温泉通いも再び停止。講演以外の情報収集・発信も封印し、基本的には社主さま以外の人間と接するのを必要最低限に留めたのである。結果として「人と会わない事の快適さ」を改めて実感。
COVID-19については「現状は小休止を挟んだ第1波の後半戦がダラダラと続いている」と認識を新たにし、冬の到来と共に始まるであろう「本当の意味での第2波」と戦う覚悟を決めた。
それにしても、8月~9月の時期をこれだけ長く八ヶ岳で過ごしたのは初めての経験である。「八ヶ岳西麓標高1,300m」の我がオフィスのロケーションの魅力を再認識。真夏でもエアコン不要で雨は少なくカラッとしているのは、やはり「地球温暖化」が進む中で大きなアドバンテージだ。
そして、何よりも「樹木に囲まれて仕事する幸せ」を実感した。「ワーケーション」なんて言葉が急に流行り出してきたが、我が社(私)は、オフィスをセルフビルドした上で、もう8年近くも実践してきたので年季が違う。
オフィスの敷地内では、日に日に秋の気配が深まっている。
さあ「塹壕戦」の後は、我が社単独のゲリラ戦による「反転攻勢」だ!