山籠もり生活中は、基本的には八ヶ岳の敷地内とその周辺で過ごす事にしている。
今日も朝の8時半から昨日と同じコースをウォーキング。社主さまが山間(林間かな?)の起伏はあるがしっかりと舗装された道を気に入ってしまい、これから毎日、朝は私がお供する事になったのだ。
勿論、散歩中に「まったく人と出会わない」という要件を完璧に満たしている事も重要だ。また、八ヶ岳の自然は刻一刻とその姿を変えるので、確かにオフィスでマシンウォーキングをするよりも新鮮な発見があり楽しい。
今日は財産区林の倒木の様子をチェックしながら歩いた。昨年秋の台風の影響であろうか、まだ新しい倒木が目立つ。そのほとんどは「赤松」で、広葉樹や唐松の倒木はほとんどなかった。
我が家(社)の敷地内の赤松はその多くを伐採済みなのだが、「リース作りの松ぼっくり確保」なんて理由で残してしまったものがまだ数本ある。敷地内の木々の伐採をそろそろ再検討する時期かもしれない。
まだ2日目だが、約40分のウォーキングを終えた後、私はオフィスウッドデッキで珈琲を味わうのが楽しみとなった。今日はテーブルランドさんの「富士見高原ブレンド」を堪能。その後はオフィスでニュースをチェック。
途中で社主さまがノコギリを取りに来た。その後、45分程経ったので、彼女が何をしているのか庭に出て様子を見に行ったら、また「木樵り」さんをしていた。
前回滞在時に枝落としした広葉樹のすぐ隣に生えている木に根元から手鋸を入れていたのである。元々が伐採候補の木なのだが、まさか単独で作業しているとは思わなかった。
ちょうど「楔(くさび)」を打ち込めるようなタイミングだったので、私が工具収納庫から楔やハンマーを取り出してきて、追い口に楔を打ち込む作業だけ、ちょこっとお手伝い。
社主さまが「あとは私がやるから。」とおっしゃったのですぐにバトンタッチ。まあ、見事な位に器用に、かつ、力強く楔を叩いて、あっと言う間に伐倒に成功!
しかも、 倒した位置は、予定していた赤松と山桜のちょうど中間。正に「匠の技」だ。
身長152cmの小柄な体のどこにあのパワーとダイナミックな器用さが共存しているのか本当に不思議に思う。「小細工の魔術師」たる私とは、まったく異なる才能だ。
だが、同時に不安に感じる事もある。我が社(家)の社主さま(家内)は、一体、何を目指しているのだろうか?