アライグマ夫婦の山籠もり日記(五)焚き火台で焼き芋

1日のほとんどを八ヶ岳の敷地内で過ごす生活が続いている。

今日もD4で郵便ポストにレターパックを投函に行っただけだ。おそらく社主さま(家内)以外の人間と最後に会話してから100時間以上が経過しているように思う。

元々、人混みは大嫌いなので「人(他人)との接触を8割削減」と要請されても苦痛でもなんでもない。それに、講演時期と決算分析山籠もり期間中を比較すれば、人との接触は8割どころか95%以上は減るはずだ。特に意識はしていなかったが、対新型ウィルスとの闘い方を既に習熟していたのかもしれない。

「1日ひとつ小ネタで感じる些細な喜び」にもすっかり慣れてきた。今日も昼前から焚き火三昧。社主さまが、3本250円で購入した千葉産のサツマイモで焼き芋を作ってくれた。

たてしな自由農園で3本250円のサツマイモを購入。私の生まれ故郷千葉県産だった。3本の内2本を焼き芋にした。
お手製の焚き火台は連日の大活躍。今日は焼き芋屋さんだ!

水に浸した新聞紙でサツマイモを包み、その上をさらにアルミホイルで包み込む。焚き火台に放り込んで待つ事約30分。

美味しい焼き芋を作るコツは、湿らせた新聞紙で包む事だそうだ。初めて知った。

驚く程簡単に、感動する程にほっくり甘い焼き芋が完成。ああ、細やかな至福の時だな…

30分間程焚き火台の中に放置しただけで、ほっくりと甘い焼き芋が完成\(^o^)/

夕食には、敷地内から芽を出したばかりのフキノトウの天麩羅が並ぶ。頬張ると、春の香りが鼻に抜けた。ちょっとしたほろ苦さがまた堪らない。

敷地内で芽を出しているフキノトウの天麩羅が食卓を飾った。

「自粛生活」って心の持ちよう次第だな…