「Kindle版がある場合は紙のムックは基本的には購入しない」と決めてから、早3年近くが経過しようとしている。
元々、電子ブックの使い始めは、SONYのLIBRIé時代(2004年~)からなので、もう15年以上も前の事になる。ゆえに「ほぼ完全移行」までに約12年を要した事になる。紙のムックを引き続き購入するか否かは「雑誌毎」に決めているのだが、何故か例外的に「あるジャンル」だけは、ついつい「紙の方」を購入してしまう。
そのジャンルとは「文具系」だ。枻(エイ)出版社の「趣味の文具箱」という季刊ムックが大好きで大好きで堪らない。最新号は第52号で、テーマは「今すごく欲しいペンとノート」。こちらは個人定期購読なので、新百合ヶ丘の自宅に届く。最新号が12月の初旬に届いてから、もう4~5回は読み(眺め)直していると思う。
契約している「雑誌読み放題サービス」でも読む(見る)事は出来るのだが、やはり手に取ってじっくりと「鑑賞」する事に喜びを感じる。そんなわけで、第1号から51号までは八ヶ岳オフィス書斎ロフト下書庫スペースに美しく並べてある。
「趣味文」の影響なのだが、文具系のムックは「文房具屋さん大賞」等「紙版」の購入が当たり前になってしまった。ちょっと暇が出来た時には、Amazonで文具系の書籍を探して回るのが習慣なのだが、面白そうな本を見つけた時に(最近はちょっと迷うようになったが)、結局は「紙版」の方をポチッとしてしまう。
23日に今年の対外的業務を仕事納めした後、帰りの小田急線車中で、Galaxy Note 9で文具系の書籍をチェックしていたら『文房具改造マニュアル』なる書籍がヒットした。私も、デジガジェ系のケースやノートカバー等々、自分の好みの色に染めたり、使いやすいように小細工するのが大好きなので、妙に心惹かれるものがあった。
電車内で老眼鏡を付けていなかったので細かい内容はサッパリわからなかった(見えなかった)が躊躇なく1Click購入。今日の午前中に自宅に届いたので早速開封。
「う~ん、世の中、本当にマニアックな人っているんだな。」と思わず感心して(呆れて)しまった。内容的には、主に筆記具のレフィル(替えインク)を純正モノから他社製に変更するための「小技」の類が延々と紹介されている。中には「レフィルの尻部にグルーガンで3mm程の玉を作る」なんて記述(アイテム)もあり、その「こだわり」に思わず溜め息をついてしまう。
そうまでして、他社製のレフィル使いたい人っているんだな… 私もローラーボールを中心に、筆記具のコレクションは相当な数あるのだが、これまでモンブランだったらモンブラン、ペリカンはペリカンとひたすら「純正路線」を貫いてきたので、正に「目から鱗」であった。
発売日は1年ちょっと前なのに、なんでこれまで気が付かなかったのだろうか? それにしても、こんなマニアックな本、どこが出版しているんだろう? 帯の出版社名を確認したら「枻出版社」とあった。
あ~あ、やっぱりね! 枻出版って本当に凄いな。一度遊びに行ってみたいな… 「こばち~の憧れ」である!