今日から10月がスタート。世間一般的には「消費税率10%時代」の初日という事になるのだろうが、我が社にとっては、来月からの「令和モードの情報配信体制」に移行するための大切な「仕上げ期」の幕開けである。
今朝も5時半過ぎに目覚めて、情報チェック、朝のマシン・ウォーキング、そして軽い朝食を済ませて、8時前には仕事を開始。
毎月月初は、前月末のマーケットデータをダウンロードして、講演の市場評価関連資料作成のためのベース資料の作成から着手する。さらに、3月、6月、9月、12月末については「株主資本コスト」の前提条件のアップデートも加わるので、通常の月初よりも作業量がかなり増えるのだ。
定番作業を終えたのは午前10時20分。オフィスのウッドデッキに出て深呼吸。今日も快晴。敷地内には秋の気配が漂っている。
「昨日、八ヶ岳本宅のユーティリティースペースに貼ったクロスに剥がれとかないかな?」と気になったので、本宅に向かった。んん? 本宅ドアの前のマットに何かいるぞ?? 日本野鳥の会の会員でもある私は、すぐに「メジロ」である事に気が付いた(メジロくらいは誰でも知っているか…)
不思議な事に私が近寄っても飛び立たない。もう10月なので雛の巣立ちの時期とは思えない(巣立ち時期の野鳥の雛に決して近付いてはならない。親鳥が警戒して育児放棄してしまうリスクがあるからだ)ので、顔を近づけて様子を窺う。ポケットに入っていた Galaxy Note 9を取り出して写真撮影してもじっとしたままだ。
外傷は特にないが、動きが鈍く、ちょっと頭を動かす程度である。すぐにピーンと来た。八ヶ岳本宅の大きな三角窓に激突して脳しんとう起こしているんじゃないかな… 本宅の窓に周辺の樹木が映り込んで、林と勘違いした野鳥が時々突っ込んでくるのだ。
最悪のケースでは、衝撃で首が折れて死に至ったケースも数回ある。何とかそんな悲劇を回避する手段はないかと考えているのだが、残念ながら有効な解決策はまだない。
幸い、今日のメジロはそこまで重症ではなさそうだ。だが、このまま放置したら体温が下がってしまうし、猫や天敵カラスに狙われそうな「危険な場所」である。こういったケースは「取り敢えず段ボール箱に新聞紙やタオルを敷いて保護し、安全な場所に移して様子をみる」というのが、日本野鳥の会会員の嗜みである。
オフィスにAmazonの箱があった事を思い出したので取りに戻った。ペーパータオルを数枚クシャクシャにして詰めてからメジロに近付くと、1.5mほどの距離に近付いた所で、いきなり飛び立った。が、飛べた距離は3~4m。今度は枕木テラスのガーデンチェアの足元でじっとしている。
ドアの前よりは安全な場所だ。段ボール箱で保護する前にもう少し様子を見ようか… さすがに私が側にいれば、猫やカラスも近付いては来ないだろう。再びオフィスに戻って珈琲カップを手に、1m程の場所に置いたチェアに腰掛けてメジロを見守った。
気分は「守護者(ガーディアン)」である。じっと見守る事約20分。メジロは首を数回左右に振った後に、今度は力強く財産区林の方向に飛び去って行った。ああっ、良かった!
こうして10月初日は、ちょっとした安堵感に包まれてのスタートとなった。まあでも、野鳥の激突防止策を本気で考えなければならないな。フクロウの置物でも三角窓の近くに置こうかな…