予定外、そして久し振りのDIY作業—「17年間の空白の時を経た謎のクロス」

お盆明けから今日(9月末)までは「仕事最優先」と決めて、その通りに実践してきた。7月~10月までの4ヶ月間をかけて我が社の情報配信体制を令和モードに大幅刷新するための「第2期 試行期間」との位置付けである。明日からは残り1ヵ月の「仕上げ期」に突入する。

別に今に始まったわけではないが、仕事が面白くて楽しくて仕方ない!時代が「令和」に変わってからは、「地域銀行業界 変化の予感」のようなものが日増しに高まっており、高揚感を伴って仕事に取り組んでいるので、お盆明けからの1ヶ月半は、あっと言う間に終わってしまった。

この間、八ヶ岳の滞在は3回。1回目と2回目は3日~4日間のショートステイ。ほとんど出歩く事なく、オフィスに籠もって新しい講演資料の改良に取り組んだ。

今回の滞在は10日間を予定しており、26日の朝、オフィスに出社した。だが、出社の時点で、9月末までに完了を予定していたタスクにかなりの積み残しがあった。イメージ的には1週間の作業量である。想定外の仕事が2件程舞い込んだ影響もあったが、ちょっと欲張り過ぎの計画だったのだ。

そんなわけで26日~29日までの4日間はオフィスで「缶詰状態」。秋の気配が一気に深まりつつある「八ヶ岳ライフ」を楽しむのはお預け。11月からの講演体系の目玉商品となる新講演コースのための資料をひらすら作成し続けた。

計画していたタスクをすべて終えたのが昨日の午後4時過ぎだった。庭仕事でもしようかなと思い、八ヶ岳本宅に軍手と作業靴を取りに行ったら、洗濯機の脇のスペース奥に、何やら太い筒状の物体がある事に気が付いた。「何だこれ??」恐る恐る紙の包装を解いてみると中から「壁紙(クロス)」が現れた。それも「ログ壁模様」だ。

こんなクロス、買った記憶が全くないぞ… 中に変色した納品書があったので内容を確認するとさらにビックリ。何と「2002年7月15日」に間違いなく私が購入(注文)しているのだ。だが、本当に記憶がない。

同梱されていた納品書を見て驚愕。納品(購入)日は、2002年7月15日だった。17年以上前じゃないか… でも買った記憶がまったくない。

八ヶ岳本宅を購入して、まだ2年程しか経っていない時期なので、クロスはどれもほぼ新品状態だったはずだ。それに、そもそも本宅は丸ログなので、クロスを貼るスペースはほとんど無いのである。うーん、考えれば考える程謎だ。

「購入から17年間以上も放置状態だったわけだから、もう糊は乾燥して使い物にならないだろうな。勿体ないけど廃棄するしかないな。」と思ったのだが、念のため状態を確認してみた。「えっ、このクロス、糊無しだぞ…」 これもまた不思議である。私は、クロスは糊付け作業が面倒なので「糊付き」しか購入しない主義なのだ。

2m程クロスを引っ張り出してみたが、幸い劣化はしていないようだった。その瞬間閃いた。月末30日は、一切仕事はせずに、この「17年間の空白の時を経た謎のクロス」を貼ってみよう!

クロス貼りの用具はオフィス地下に置いてあったが、糊がなかった。そんなわけで昨日の夕方、綿半Jマート富士見でクロス用の糊を購入。今日は朝の9時半から八ヶ岳本宅のユーティリティースペースのクロス貼り作業に取り組んだ。

元々貼ってあった白いクロスを剥がす作業から初めて、すべての作業を終えたのが午後2時45分。途中30分間のランチタイムを挟んで、正味作業時間は4時間45分。

元々貼ってあった白いクロス。汚れや傷に強いタイプを選んであったので、八ヶ岳本宅購入後、貼り替え無しでも、汚れやはがれはほとんど無し。
クロスを貼った場所は大きく分けて3箇所。まずはバスルームのドア脇。
続いて洗濯機スペースのパーティション壁。
そして玄関ドア入って右手の壁。作業経過の写真も撮影しようと思ったのだが、手に糊がベタベタ付いて拭くのが面倒だったので、作業後の写真のみ。

まあ、こんな感じかな… まったくの予定外の久し振りのDIY作業となったが、これはこれで楽しかったな。