東京駅のオアシスから始まる夏の東北巡業

先週金曜日の早朝、八ヶ岳オフィスから川崎自宅に戻った。以来、暴動でも煽りたくなるような暑さに辟易している。本来は、昨日、東京で仕事を終えた後、3泊4日の東北巡業に出る予定だったのだが、私の都合で急遽、予定を変更し、2泊3日のトリップになった。

事前に懸念はしていたが、最寄りの新百合ヶ丘駅から東京駅に出るまでが、大袈裟ではなく「地獄」のような暑さだった。もう夏場の東京は私の居る場所ではないなと改めて確信した次第である。とは言え、日本全国津々浦々を講演で巡業する身なので、各地に夏場のオアシスと言えるような場所が確保してある。

東京駅周辺には2カ所あるのだが、今日は所用を済ませた後、新幹線までの余裕時間が40分程あったので、八重洲中央口正面の「ビューゴールドラウンジ」で一休みする事にした。改札口を出て真っ直ぐ歩いて15秒程の場所なのだが、あまり目立たない佇まいなので、そもそもこのラウンジの存在を知る人が少ないのではないだろうか….

レセプションでViewカードとiPhoneXに表示したモバイルSuica特急券を提示しただけで手続き完了。ラウンジ内に足を踏み入れた瞬間、そこは別世界。正に、ヒヤッ&カラッで、八ヶ岳オフィスで迎える夏の朝を思い出した。驚いたことに利用者は私ひとり。ラウンジ奥窓側のお気に入りの席に陣取った。

すぐにラウンジスタッフの方が冷たいおしぼりと水を持って、無料ドリンクの案内に来てくれたので、室内の設定温度を尋ねてみた。「24〜25度です。」との答えが返ってきた。ああっ、別世界なわけだ。

オレンジジュースをお願いしたら、驚くほど早く、スイーツとお土産のアップルジュースと一緒にサーブしてくれた。このラウンジのスタッフの女性の所作はいつも洗練されていて美しい。青森りんごジュースのお土産は一時中断していたのだが、最近になって再開されたようだ。ラッキー。

iPad Pro で雑誌をチェックしたり、壁に展示されている写真やポスターを眺めていたら、あっという間に30分程が経過。「お飲み物のお代わりはいかがですか?」というありがたいオファーは、丁重にお断りして、ラウンジを後にした。

この間、利用者はずっと私ひとり。ラウンジの利用料金は無料である。夏場の地方巡業は、こういった「清涼剤」のような一時がなくては乗り切る事が出来ない。これも私の Lifehack術のひとつである!

青森りんごジュースのお土産がある時は、新幹線車内でカツサンドを食すのが私の嗜みである。この組み合わせは何回目かな? なんて考えながら、カツサンドを頬張った。

さあ、夏の東北巡業のスタートだ