『稿房通信』DIY系コンテンツで「将来の大黒柱」となる予定の【樹の家への途】であるが、気が付いたら昨年の9月から更新が滞っていた。「分単位での綿密なプランを組んで訪問」なんて無粋な事はやめようと決めて、それを実践した結果である。
全国講演や旅行の際に「ふらっと立ち寄る」スタイルで対応しようと考えたのだが、そもそも私の講演先である「銀行本店」は、基本的には「県庁所在地の駅周辺」にある。そんな場所に「隙間時間」を使って訪問できるツリーハウスが、都合良く建っている事なんて滅多に無い(と言うか、これまで皆無)のだ。
そうなると「①社主さまとの旅行のついでに ②現地でツリーハウス情報を検索し ③うまい具合に有ったら訪問」という「運試しのような途」を歩むしかない。そして今回、本当に久し振りに「幸運」が舞い込んだのである。
=================================
2月1日に予定されていたお仕事がその前週に前倒しリスケ出来たので、零細企業経営者特権で、急遽、2泊3日の伊豆・箱根小旅行を楽しむ事にした。伊豆高原で1泊し、2日目に箱根に移動する前に隙間時間が出来たので、周辺のツリーハウス情報をWeb検索。すると宿泊地から車で30分程の場所に『稲取高原芝生広場ツリーハウス(お洒落なネーミングが必要だと思う!)』なる建築物がヒットした。
さらに詳しく調べると、ツリーハウスクリエーターとして著名な「小林崇さん」の作品である事が判明。これはもう行くしかない! 念のため社主さまに承認を求めると、即座にOKが出た。さあ、【樹の家への途】稲取高原芝生広場編のスタートだ!
ツリーハウスまでの行程は省略。芝生広場のある公園の駐車場にD4を駐め、案内板に沿って社主さまとクロスカントリーのコースを歩く。2分程で、目の前には芝生広場が広がり、その奥に目標の「ツリーハウス」が見えてきた。「芝生広場のシンボルツリーの上に、ちょこんとお洒落な小屋が乗っている。」—遠目ではそんな風情が漂う。
近付きながら様々なアングルから写真撮影。近付くにつれて、当初の印象とは異なり、これまで訪れたスリーハウスの中では「最も大型で凝った造り」である事がわかってきた。
正面左下から見上げると、ウッドデッキも敷設され「2本の太い生きた常緑樹」を支柱構造とする正に「本格派ツリーハウス」だ(感動!)。
やや小高くなったツリーハウスの裏手に回る。我がオフィスと同じ「片屋根構造」。したがって、見る角度によってツリーハウスはまったく異なった雰囲気を醸し出す。ここで屋根が「草屋根(グリーンルーフ)」である事に初めて気が付いた。「凄いな小林さんの作品は…やっぱりここまで凝るんだな!」と驚嘆。
周辺からの見学を一通り終え、ツリーハウスの真下にあるデッキ部分の鑑賞に向かった。これまで見学したツリーハウス同様、どうせ「立ち入り禁止」だと予想していたのだが、このツリーハウスのステップは何の制約もない。
解説の看板には「一度にツリーハウスを利用できる人数は5名まで」「日没後の使用は禁止」と書かれているのみだ。平日のお昼前、見学者は私と社主さまの2名だけなので、堂々とステップを上ってツリーハウス内を見学。
中の広さは私の予想の5割増し程度(広くてビックリした)。芝生広場を遠望するガラスは「ステンドグラス調」にペインティングされている。ここで読書したら最高だろうな!
ウッドデッキから見下ろす「芝生公園」の開放感がまた素晴らしい。周辺には桜の木が沢山あるので、桜の開花期には夢のようなスペースとなるのは間違いない。
勿論、将来のツリーハウス建築に向けての構造・工法チェックも怠らない。常緑樹に打ち込んだアンカーがツリーハウスの荷重を支える仕組みに感心。こういう専門部材って特注なのだろうか??
感動、感心の連続となった『稲取高原芝生広場ツリーハウス』の見学は20分強で終了。
弊社のツリーハウス建設予定地は「唐松」を支柱とする事を想定した上で、周辺樹木を思い切って伐採した。やっぱり、ツリーハウスを支える樹は、この稲取高原芝生広場のツリーハウスのように「堂々たる常緑樹」がお洒落だな…なんて考えてしまった。
だが、「無いものねだり」しても仕方ない。これからも地道にツリーハウスの見学を続け、My tree house建築に向けての知見を積み上げる事としよう!
「八ヶ岳」の魅力をお伝えするために、にほんブログ村に登録しました。下記バナーをクリックして応援願います!