楓(メイプル)を巡る果てしなき攻防戦

樹木の中で最も好きな種類をひとつ選べと言われたら、迷わず「カエデ(楓:Maple)」と答えるだろう。葉の形の美しさと紅葉の時期の艶やかさは私を魅了する。

元々、女の子が生まれたら名前は「楓」にしようかと社主さまと話していた。結局、息子が3人。夢は叶わなかった。

八ヶ岳に第2の拠点を持とうと物件を探していた際に、偶然に辿り着いたのが、現在の八ヶ岳本宅とオフィスの所在地であるログハウス村である。名称は「メイプルヒルズ(楓の丘)」。やはり「楓」に縁があったのだと思うと、嬉しかった。

だが、我が家の敷地内には「楓」は1本も無かった。「まっ、イイか。自分で好みの品種を植えよう。」と最初に購入したのが、新芽が紫色の「ノムラモミジ」であったと記憶している(似たような名前の会社で長く働いたな…)。

買った直後にDEER軍団の食害に遭い、瀕死の状態に陥った。確か樹高70cm位の苗木を買ったが、全然大きくならない。冬の間に銀シートで守っても、春から秋にかけてDEER軍団に毟られてしまうためだ。

昨年の夏に元々勢いがなかった主幹が無残に折られてしまった。もう地植えは無理と判断し、冬の間に鉢に移植してオフィスのウッドデッキの上でリハビリとなったが「手遅れ」だったようだ。

八ヶ岳本宅購入後に最初に購入した「ノムラモミジ」。DEER軍団と17年に亘って死闘を繰り広げた「老兵」であるが、今年は遂に新芽が出てこない。昨年晩秋の救出作戦は手遅れだったようだ。

この時期になっても新芽が出てこない。DEER軍団と、おそらくは17年間戦い続けた「老兵」の最後である。

「補充兵」達はそれよりも早くDEER軍団との戦いに敗れていった。それなりのコストをかけて、確か4~5品種を植えたと思うのだが、どれも秋までに、幹だけのような無残な状態にされてしまう。DEER軍団は、兎に角、楓系の樹木については情け容赦ない。

2010年の春に購入した「ショウジョウモミジ」の新芽は赤くて美しかった。地植えで何とか育て上げようと奮戦したのだが、DEER軍団の攻撃は執拗で、購入した時よりもどんどん小さくなっていく。もう地植えは無理だと諦めて、鉢植えにしたのが2016年の冬だった。

こちらは辛うじて救援が間に合ったようで、ガーデンラウンジベッドに寝転がった際には、美しい新芽が私の目を楽しませてくれる(でも幹の高さは購入時の3分の2程だ)。

2010年に購入した新芽から赤い「ショウジョウモミジ」。地植え中はDEER軍団の度重なる攻撃を受け、2016年秋には、ほぼ幹だけの状態となった。その後、鉢植えしてオフィス ウッドデッキ上でリハビリ。地植え後2回目の春を迎えて、こんなに元気になった。

「和系の楓(かえで)」に頼っていては敗戦だなと思い、敷地内の各エリアのシンボルツリーとするための「洋系のメイプル」も2010年から戦線に投入。

「シュガーメイプル(カナダからの援軍)」は、いきなりDEER軍団の奇襲攻撃で壊滅的被害を受けたが、無粋な「防衛陣地」を築く事で再生。

数ある楓の中でも、DEER軍団が最も好むのがこの「サトウカエデ」である。元々、メイプルシロップを採取するための品種なので葉が美味なのかもしれない。

シュガーメイプルの葉は「カナダ国旗」のモチーフとなっている。DEER軍団の大好物で防御陣を築くまでは、芽吹きの直後に度々、食害を被った。

濃紫の葉が美しい「クリムゾンキング(ノルウェーからの援軍)」は、オフィスウッドデッキ前のシンボルツリーの役割を担ってもらうために、購入と同時に「防衛陣地」を築いた。その結果、これまでのところDEER軍団の被害は皆無。順調にグングン大きくなっている。

フィスウッドデッキから鑑賞するシンボルツリーに育て上げるために購入した「クリムゾンキング(ノルウェー楓)」。60cm程の苗で購入したが、既に樹高は2.7~2.8mにまで育っている。

クリムゾンキングの濃紫の葉が、私は大好きだ。周辺にこの色の葉を付ける樹木はないので「女王様」的存在である。

DEER軍団の楓類に対する「異様な執着ぶり」を目の当たりにすると、我がメイプルヒルズの領土内に楓が自生するのは無理だなと諦めていた。

ところが、5月4日の「タケニグサ殲滅戦(http://triglav-research.com/?p=21861)」の際に、財産区林との境界付近に「奇跡的」に自生する2本の楓を発見。DEER軍団に発見・攻撃される前に守り抜こうと、直ちに鉢に移植。オフィスウッドデッキに置いて保護した。

5月4日に自生状態を発見し、DEER軍団の攻撃を受ける前に救出した2本の楓。葉の特色が明らかに違うので、別品種であるのは間違いない。

上手く根付いてくれる事を祈りながら、移植から早2週間近くが経過。まだ油断は出来ないが「救出作戦」は成功したようだ。

5月4日に敷地内の自生状態から鉢植えに移植したカエデ(2枚上の写真の左)。葉にギザギザ(鋸歯)があり、その他の特徴から「イロハモミジ」だと思う。それとも「ヤマモミジ」だろうか?

ちらも、5月4日に敷地内の自生状態から鉢植えに移植したカエデ(2枚上の写真の右)。葉の切れ込みが深く、ギザギザ(鋸歯)がないので「イタヤカエデ」かな?

共に、幹の高さは50cmにも満たない「幼年兵」であるが、大切に守り育てていこうと思う!

楓 大好き、My favorite things !

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