探訪博物館: 神奈川県 相模原市立博物館
(http://sagamiharacitymuseum.jp/)
探訪日: 2017年6月24日
探訪目的: 「蛇の取手が付く土器」と土偶さん達
6月24日、平原綾香さまのコンサート@相模女子大学グリーンホールに家内と行く前に、急遽、探訪を決めたのが「相模原市立博物館」である。探訪を決めた背景については(https://triglav-research.com/?p=18416)を参照して欲しい。
博物館の駐車場にD4を置き、エントランスに向かう。Season 4に入ってから、川崎自宅に比較的近い(車で1時間以内)公立博物館をかなりの数訪問したが、その施設の充実度合いには随分と差があるように思う。相模原市立博物館は、「府中市郷土の森博物館(https://triglav-research.com/?page_id=16820)」と並んでトップクラスの水準にあると感じた。
エントランスホール左手にある受付で入館料を支払おうとすると、プラネタリウムは有料だが、常設展示の見学は無料との事。パンフレット等のみを受け取って、ホール右手にある「常設展示室」に直行した。
この博物館については、急に探訪を決めたため、事前リサーチが十分ではなかった。ただ「土偶さんが展示されているらしい事」を確認済みであっただけだ。
最初の常設展示コーナー「台地(大地ではない)」の生い立ち」では、マンモスの頭骨化石の実物が展示されており、かなりの迫力がある。
次なるコーナー「郷土の歴史」に進むと、縄文土器等の展示スペースがあったので直ちに鑑賞開始。土偶さんは30体程がパーツ展示されていた。
「小型全身像」タイプが多いのが、こちらの博物館の特徴だ。この内、特徴のある土偶さん何体かをアップして写真撮影。
おっと、この集団展示スペースの1段高い所にも土偶さんが1体あるではないか。こちらもパチリ。
土偶さん展示スペースの裏側には何とも微笑ましいお顔の「顔面付土器」があった。解説プレートを見ると「蛇の取手が付く土器」と記されていた。あっ、お顔の両脇は蛇なんだ…
諏訪市博物館に続いて、蛇関連の土器とご対面か。やっぱり縄文時代においては「蛇」は特別な存在だったのだなと、宗像教授シリーズの「蛇神融合」の内容を思い出した。
土偶さん、土器を中心に「郷土の歴史」コーナーを10分強鑑賞。土偶さん達には、ご対面のご挨拶・お礼、そしてお願いをしっかりとした(これが今回の探訪の主目的なのだ)。その後、常設展示室を「暮らしの姿」→「人と自然のかかわり」→「地域の変貌」と進んだ。この立派な施設が「考古博物館」ではなく市立の「総合博物館」である事を改めて実感。特別展示室では「砂展~日本の砂・海外の砂~」を開催中で、これも家内と見学。総滞在時間30分弱で、博物館を後にした。
D4車中でふと思った。「そもそも、自宅のある川崎市にも博物館あるんだっけ?土偶さん検索では、まったくヒットしてないが…」
トリグラフ・リサーチ 稿房主
【縄文土偶探訪記】