今日から久し振りに八ヶ岳オフィスでの「通常業務」再開。
1ヵ月以上に及んだ決算分析山籠もり期間の後に、草津界隈小旅行、新百合ヶ丘自宅でのプライベート案件対応と続いたので、約6週間ぶりに巡航速度に戻った感じだ。
オンライン講演の合間に、来年のビジネスの準備を進める事になる。
午前8時から業務を開始したのだが、いつも以上に野鳥の囀りが賑やかだった。
9時半過ぎに枕木テラスに出てみると、完全に落葉したソメイヨシノ、白樺、山栗等の枝に引っ切りなしに野鳥が飛来していた。
ああっ、今年も餌(ヒマワリの種)の催促が漸く始まったな…
私のバード・フィーディング(野鳥への給餌)歴は、八ヶ岳ライフ(23年目)よりも長い。
新百合ヶ丘自宅の庭にパーゴラをDIYして、そこに給餌台を設置して以来なので、おそらく26年目になるだろう。
野鳥の給餌に関しては「厳格な2つのマイルール」を定めている。
ひとつめは「野鳥を必要以上に甘やかさない事」だ。
冬場の野鳥達が餌に困る時期以外には、決して給餌してはならないと言うのは「常識」であり、これについてはずっと厳格に守ってきた。
今年からは、さらに「催促されるまでは」という条件が加わった。
昨年、催促がない中で給餌したら、数日間、野鳥のレストラン(給餌台)に閑古鳥が鳴くという異常事態を経験した(https://triglav-research.com/?p=36667)。
暖冬の影響で、野鳥達が餌に困る時期が遅れていた事に後になって気が付いたのである。
その経験をベースにしたルールの厳格化であった。
もうひとつは「給餌台周辺を清潔な状態に保つ事」だ。
これは、野鳥達だけではなく、私達(人間)を細菌やウィルスへの感染から守る上で絶対に必要なこだわりなのである。
そのため、給餌台はすべて清掃がしやすい構造としてあり、設置場所にも十分に配慮している。
野鳥のレストラン1号店「プルミエール」、3号店「ティエル」は既に、補修や清掃は万全で、いつでも開店できるような状態にあった。
今年はさらに2号店「スゴン」もオフィスウッドデッキの手摺りに設置済みだ(https://triglav-research.com/?p=41817)。
ヒマワリの種20kgも調達済みで、既に11月下旬からストッカーの中で待機中であった(https://triglav-research.com/?p=41641)。
すべてが準備万端の中で、今日12月20日に、やっと野鳥達からの催促があったのである。
さあ、プルミエール、スゴン、ティエルの一斉開店だ~ \^^/
まずは、プルミエールとティエルにヒマワリの種を置いた。
両店共に野鳥達の馴染みの「人気店」なので、種を置いて10分程で、次から次へと来店客が飛来。
やっぱり催促されての開店は気持ちがイイな!
両既存店の繁盛ぶりを確認した後、スゴンの2つの給餌皿にヒマワリの種と水を入れた。
スゴンは、オフィスのデスクに面した窓からわずか2.7m程の距離に設置してある。
仕事をしながらその窓から30分程様子を窺っていたのだが、残念ながらお客様が来店する気配はなかった。
まあ、新設店だから仕方ないよな…
口コミのお客さんなんて皆無だもんな!
もう気にするのをやめて仕事に集中する事にした。
11時過ぎに仕事が一段落したので、スゴンの様子を見た。
おおっ、ヤマガラくんが来店しているじゃないか!
好奇心旺盛で人懐っこいから、最初のお客さんは君だと思っていたよ。
早速、うるちゃんでガラス越しに記念撮影。
観察していると、ヤマガラ以外にもシジュウカラちゃんやゴジュウカラ氏が代わる代わる飛来してくるではないか!
敷地内で最も大きなコナラの枝で、彼らはお行儀良く順番待ちしていた。
やったね!
スゴンは開業初日から「カラ系」の可愛いお客さん達の人気店になったのである。
プルミエールやティエルと比較するとかなりの「小型店舗」なので、お客様がカラ系主体になるのは想定済みであった。
あれっ、どのお客さんもヒマワリの種の皿ばかりにご来店で、水の方の皿には見向きもしないな。
どうしてなんだろう?
様子を見に行ったら、水はとっくに凍っていた。
これじゃあ、水の皿の方にはお客さん来ないよな…
八ヶ岳の冬の過酷さを実感。
それにしても、お客さん達の食事の後のウッドデッキ上の殻の散らかり方はヒドいな。
親がどんな躾をしているんだろうか?
思わず人気ドラマ「ヤミ金サイハラさん」の主人公の食事シーンを思い浮かべてしまった。
あの食事の仕方って、本当に強烈だよね…
by『八ヶ岳稿房主』