決算分析山籠もりのための八ヶ岳滞在は今日で早9日目。
今年は冬の訪れが早そうだなと予想していたのだが、読みは見事にハズレた。
氷点下の朝となったのは18日だけ。
それ以外の日は穏やかで、日中は暖かいと感じる事が多かった。
焚き火台の脇に置いた水が凍ったのも、当然ながら18日だけであった。
仕事の合間に冬支度を進める我が身としては、ちょっと「肩透かし感」がある。
それでも、冬支度は着実に進んでいる。
昨日の午後は、佐川急便さんが大きな段ボールを1箱配送してくれた。
ハテ? こんなに大きなものを注文したっけな?
ラベルで送り主を確認して、すぐに気が付いた。
野鳥さん達のための冬の給餌用「ヒマワリの種」20kgが届いたのである。
例年、大粒と小粒のヒマワリの種を10kgずつ、計20kgを野鳥さん達にプレゼントするのが「日本野鳥の会 会員歴26年」の私の仕来り。
大粒10kg2袋、小粒10kg2袋を隔年で注文して、ミックスするのがこだわりで、今年は昨年注文して1年間オフィス地下室で熟成させた小粒1袋と届いたばかりの大粒の組み合わせとなる。
確か今年は、価格が20kgで1万円をちょっと超えたんだよな…
確認してみたら、10,446円(消費税・送料込み)だった。
こりゃまた随分と値上がりしたような気がするぞ…
購入履歴で検索したら、同じ大粒10kg2袋の消費税・送料込みで、前回(2020年12月)注文分が 7,792円、前々回(2018年12月)5,761円だった。
う~ん、2年で34%、4年で81%の値上がりか…
野鳥さんへの冬の給餌は、私の死後のトラブル回避(リスクヘッジ)のために積み重ねている「善行」なので、やめるわけには行かない。
だが、野鳥さん達にも給餌代の負担増をしっかりと理解してもらわねばならないな!
そんな事を考えながら、オフィスの地下室からヒマワリの種用のストッカーを運び出して、大粒と小粒をミックスした。
これで野鳥さん達から催促があったら、いつでも我が社の野鳥さんレストラン「プルミエール」と「ティエル」はオープン可能になったのだ。
冬支度がまたひとつ進んだな…
午後5時過ぎに「鹿の湯」に行った。今回の滞在中の鹿の湯通いは3回目。
車で3分程の場所にあるこの温泉は、私にとって八ヶ岳ライフにおける大きな安らぎと楽しみなのである。
50分程じっくり温泉に浸かった後、待合室に出ると「貼り紙」がある事に気が付いた。何だろう?
近付いて見ると「日帰り入浴料金値上げ」のお知らせだった。
来年4月1日から、大人700円が900円へと一気に200円(+29%)の値上げである。
我が家は年数回の「サービスデー」に11回綴りのチケットを1冊5,000円でまとめ買いしているので、現在の1回当たりの入浴料は455円である。
サービスデーのチケットの新たな価格設定は表示されていないが、もし7,000円に値上がりすると1回の入浴料は636円となる。
う~ん、チケット購入族にとっては、いきなり40%の値上げになるのだろうな…
幸い、11月26日(いいふろの日)と2月23日(富士見の日)は、1冊5,000円での継続販売との事。
来年2月23日は「絶対に八ヶ岳滞在」と Google嬢に伝えておこう!
駐車場で「鹿の池」を眺めた。
まだ本格的にライトアップされてはいないが、いつもながらにイイ雰囲気だな。
その後、鹿の湯の建物を振り返った。
燃料や資材価格の高騰を考えれば、事業の継続性という観点から、今回の値上げは「合理的な判断」だと思う。
私にとって、鹿の湯はなくてはならない存在なので、この程度の値上げで通う頻度を落とすわけには行かないのだ!
でも、富士見の日には10冊位はチケットまとめ買いしておこうかな…
結構、セコい私がそこにいた。
昨日は、八ヶ岳ライフ23年にして、初めて「インフレの足音」が身近に迫りつつある事を実感した1日であった。
by『八ヶ岳稿房主』